みなみけ おかえりのあらすじ・作品解説
「みなみけ おかえり」は、2009年の1月から3月にかけてテレビ東京系列で放送された、及川啓監督、アスリード制作のアニメ作品である。この作品は、週刊ヤングマガジンにおいて連載される桜場コハルによる漫画作品を原作としたアニメ「みなみけ」の第3期作品となる。 物語は、南家の3姉妹、高校生の長女「ハルカ」、中学生の次女「カナ」、小学生の三女「チアキ」の家や学校での出来事を描く。3姉妹とその友人らを中心に、世代のズレからくる微妙な世界観の違いを面白く描写する日常モノである。原作のショートエピソードを数本まとめて1話とする形式で放送され、第2期とは対照的にアニメオリジナル要素が少なく、原作に忠実な内容となっている。 TV放送の全13話を収録したDVDは全4巻にて発売され、全話入りのBlu-rayBOXも発売。オープニングやエンディングテーマを含めたキャラクターソング集のCDや、ウェブラジオを収録したCDも発売された。また、同スタッフ制作のOADも発表された。
みなみけ おかえりの評価
みなみけ おかえりの感想
前作シリーズからの変化について考察
サブタイトルについて考える前作シリーズは「おかわり」で、今作シリーズは「おかえり」です。平仮名で記載され、分かりづらいですが、三文字目の「わ」と「え」が違うのです。当然のことながら、「おかわり」と「おかえり」では言葉の意味することも違います。そして、「おかわり」の意味すること、「おかえり」の意味することに、類似性も連続性も見受けられません。これは、意図的に平仮名表記されることで、もじり要素であることが伺えます。「おかわり」という言葉に似た響き、似た言葉を選び、「おかえり」という言葉が選ばれているのだと考えられます。一般的なアニメシリーズによるサブタイトルとは違った考え方で、サブタイトルが名付けられているのが印象的です。そして、アニメ制作スタッフや原作者における個性的なセンスや、作品に対する思い入れを感じられるポイントなのだと考えられます。1、2、3といった安直な数値表記でもなく、サブタ...この感想を読む