未成年のあらすじ/作品解説

未成年のあらすじ・作品解説

未成年は１９９５年１０月～１２月に放送されたＴＢＳの金曜ドラマである。脚本は野島伸司で平均視聴率は２０．１％、最高視聴率は２３．２％。挿入歌はすべてカーペンターズの楽曲であり、２０１５年時点でＤＶＤとビデオが製作されている。主演はいしだ壱成で、反町隆史や香取慎吾といった実力派俳優や、若かりし頃の浜崎あゆみが出演している。いしだ壱成演じる１８歳の高校生戸川博人をはじめする５人の若者が友情・恋愛・家族との対話を通して、もがき苦しみつつも成人になっていくまでの過程が描かれている。主人公の周辺では売春やリンチ・殺人・妊娠といった様々なトラブルが起こり、最後にははからずとも銀行強盗事件にまで発展してしまうことになる。しかし、そこに至るまでには、未成年ならではの純粋な気持ちが災いしてしまっており、駆け引きやうまい立ち回りが支配する大人の社会との対比が描かれている。誰しもが通る思春期の苦悩を、社会へ訴えかける作品である。

未成年の評価

総合評価: 3.903.90; (3件)

映像: 3.833.83

脚本: 3.503.50

キャスト: 4.174.17

音楽: 4.834.83

演出: 4.004.00

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未成年の感想

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途中から偏った思想に・・・

最初のうちは身近にありそうな若者たちの物語だったのですが、途中から急に左翼思想の物語に変わってしまいました。社会には最低限のルールがある。各々が好き勝手な生き方をして周囲に迷惑を掛けて、それを正義と呼んでもドラマのように賛辞を受けることはないと思います。野島さんファンで、三部作を立て続けに観ましたが、最後の最後でとてつもなくガッカリしました。

2.02.0

はむず
2020/04/07

1view
172文字

世の中に疑問を投げかける作品です。

時間は流れましたが、今でも印象に残る作品です。世の中はモノが溢れ、経済成長を実感できる時代の中で、若者が抱える心の中の葛藤を描いた作品でした。裏切りや、失敗、人の弱さを責める世の中に対する疑問を投げかけたドラマでした。キャストも、今では有名になったSMAPの香取信吾を筆頭に、俳優のいしだ壱成や反町隆、歌手の浜崎あゆみなどとても個性的なキャスティングでした。個人的には、桜井幸子さん演じる新村萌香の言動にとても心打たれました。愛する人のため、初めて愛した人のためなら自分の命を失っても良い。こんな気持ちにさせてくれる人に出会えるのは、本当に幸せだったと思います。ドラマ放送終了後にも、バラエティー番組で「未成年の主張」として取り上げられたシーンがありました。自分たちは決められた道を歩むしかないのか？失敗したら取り返しがつかないことばかりなのか？本当の友達、本当に大切な人なら、どんなことがあっても付...この感想を読む

4.74.7

トマト
2016/01/29

151view
501文字

青春そのもの。

中学生だったTBS野島伸司シリーズの3作目の本作。個人的にはこのシリーズで一番好きな作品です。当時は自分も中学１年生。まさに未成年でした。クラスのけっこうな数の人が観てたんじゃないですかね。たぶん、みんな主人公たちに自分を重ね合わせながら観てたと思います。（笑）豪華なキャスト浜崎あゆみが女優として出ているのも割と有名な話ですが、主演のいしだ壱成の他にも、SMAPの香取慎吾、反町隆史、河相我聞、北原雅樹、桜井幸子などの豪華メンバーが脇を固めます。今観ると、みんな若くてういういしい。ってこんなこと言ってる時点でおじさんですね。カーペンターズの楽曲主題歌の『Top of the World』を始め、挿入歌にはカーペンターズの楽曲が多く使われています。歌詞への共鳴ももちろんなのですが、当時中学生の自分には英語の歌詞はすんなりと訳せないもんで（笑）、ドラマの世界観を形成する役目を果たしました。母親は口ずさんでましたね。...この感想を読む

5.05.0

ショウゾー
2015/10/29

292view
592文字

未成年の名言

人間の価値を測るメジャーは、どこにも…どこにもないってことさ

戸川博人

最終回でモカが死んだと思っている主人公が屋上で思いを語った時のセリフの一節。

幸せなんて他人と比べるもんじゃない上を見たらきりがないしね

戸川博人

萌香の選んだ人生が本当に幸せなのかと問うシーンでのセリフ

早く大人になりたいねそしたら誰も文句は言わないんだろふーん、そうでもないの？大人は大人で大変なんだね

戸川博人

10話でゴロが撃たれみんな捕まってしまうのだが、そのあとのナレーションで語られたセリフの一節

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