GOLDのあらすじ・作品解説
「GOLD」は、2010年7月8日から9月16日にかけて、フジテレビ系の「木曜劇場」枠で放送された日本のテレビドラマである。主演は天海祐希。天海演じるスーパーウーマン早乙女悠里は、都内でスポーツジムやエステを経営するYSコーポレーション代表取締役社長にして、早乙女グループのCEO。そのうえ女手一つで4人の子供たちを、心身ともに美しい“ビーチャイ”=ビューティフルチャイルドとして育て上げた完璧な母親でもある。この作品は完璧な母親と理想の子供達が繰り広げる究極のホームドラマである。 脚本は『薔薇のない花屋』などで知られる野島伸司が手がけ、独特の世界観で家族愛を描いた。早乙女家の子供たちの配役は、長男洸(こう)役の松坂桃李、次男廉(れん)役の矢野聖人、長女晶(あきら)役の武井咲ら若い俳優たちで、心身ともに美しくあるべき子供の葛藤を丁寧に演じた。 主題歌はSuperflyの「Wildflower」。パワフルな歌声でドラマに華を添えた。
GOLDの評価
GOLDの感想
母親の暴走・呪縛を振りほどいて、自分の人生を生きるということ
きっかけは、ただ単に当時ファンだった長澤まさみさんの活躍が見たいというだけで、あらすじもよく知らぬまま見始めたGOLD。自らの暴走やあらゆる呪縛にがんじがらめになってしまっている母親、父親と子供たちがそれぞれに大きく成長するところを見せてくれる、感動的なドラマでした。主人公悠里さんのように子どもの人生を取り込んでしまう母親や、母親から離れて自分の人生を生きていくということについて、ドラマとも合わせ考察してみました。 子どもの手柄はわたしの手柄、母親の悲しい暴走悠里さんと3人の子供たちは当然ながら、別の人格をもった人間なのですが、悠里さんは彼らを自分の思い通り、金メダルを取らせることにものすごく執着し人生の命題にしてしまっていますね。子どもの人生における何らかの成果、勝手に決めたゴールに到達させることを母親が自分の使命にしてしまうって、これが自分の子どもでなければ、とても滑稽な話だと皆思えるの...この感想を読む
GOLDの登場キャラクター
丹羽聖子
よみがな:にわせいこ 年齢(作品時):43歳 性別:女性 国籍:日本 所属:丹羽家 特徴:悠里を勝手に逆恨みし、勝の首を絞めて殺そうとした 価値観:悠里の教育論に対してクレームを入れていた 物語上での目的:殺人未遂で逮捕された後、拘置所に収監される 家庭:母子家庭 悩み:息子の暴力に悩んでいた
新倉リカ
よみがな:にいくらりか 年齢(作品時):24歳 性別:女性 国籍:日本 所属:YSコーポレーション 性格:思いやりのある性格 特徴:霊感が強い 特技:これといった取り得も特技もない 職業:秘書 ペット:トイプードルの金ちゃん
早乙女廉
よみがな:さおとめれん 年齢(作品時):18歳 性別:男性 国籍:日本 所属:早乙女家 ポリシー:実は心臓に病気を抱えており、リカと、父の辰也にだけ打ち明けている 特徴:陸上のロンドンオリンピック候補選手 価値観:陸上を辞めると宣言 特技:陸上 物語上での目的:世界中を放浪する旅に出る