ローゼンメイデン オーベルテューレのあらすじ・作品解説
ローゼンメイデンオーベルテューレは、PEACH-PITによる漫画・ローゼンメイデンを原作とした日本のテレビアニメである。2006年12月23日・24日の全2話がTBS系列で放送された。2004年から2006年までに放送され人気を博したテレビアニメ・ローゼンメイデンおよびローゼンメイデントロイメントの特別編として作られた作品であり、原作にはないアニメ版独自のオリジナルな要素を多く含んでいる。 物語は主に、ローゼンメイデン本編では敵キャラクターとされる水銀燈にスポットを当てている。本編の時系列より100年以上前の19世紀、メインキャラクターである真紅と水銀燈が出会い、どのようにして仲違いしてしまったのかその顛末が描かれている。 あくまでサイドストーリーとして本編の内容を補足するような構成となっているため、物語としての進展はないが、過去の出来事が明かされることで本編への理解が深まり、異なった視点を得ることができるという点が高く評価されている。
ローゼンメイデン オーベルテューレの評価
ローゼンメイデン オーベルテューレの感想
美しく、気高く、残酷な薔薇の乙女。
ローゼンメイデンのアニメシリーズの番外編です。もちろん本筋のアニメも面白くて、素晴らしい作品なのですが、オーベルテューレは2話のみの短編ながら見応えがあり、本編ではないからと言わずに見て頂きたいです。好戦的な真紅も見所ですし、か弱くて優しい水銀燈もハッとするような美しさです。こんな優しい彼女の表情があるなんて…是非、見て確認してもらいたいです。この番外編があることによって、本編の輝きが増していると思います。本当によく出来たアニメです。声優さんは皆キャラクターによく合っていて、真紅役の沢城みゆきさんの声は、豊かで美しく上品で、他の方を想像できません。真紅の上品さにピッタリです。
3期ではなく番外編
ローゼンメイデンシリーズの特別編で、第2期の後に作られて放送されたもの。内容は第1期よりも前の話。というか100年以上前の昔話。この特別編の見所はずばり、水銀燈。本編シリーズでは敵として嫌らしい性格のキャラであったが、まるで正反対の臆病で引っ込み思案な性格である。ローザミスティカも持たない、いわゆる不良品(ジャンク)。そんな彼女がいかにしてローザミスティカを手に入れ、ローゼンメイデンとなったか。水銀燈ファンなら間違いなく見ておいた方が良い作品。反面、真紅ファンにとってはかなり不満の残る内容かもしれない。かなり嫌な性格のキャラとして描かれており、だいぶ株が下がっている。
ローゼンメイデン オーベルテューレの登場キャラクター
水銀燈
よみがな:すいぎんとう 住まい:契約者、サラの家。後の契約者、柿崎めぐの入院先の病院 所属:ローゼンメイデンの第一ドール 性格:ローゼンに対する愛に飢えており執着心が強い。好戦的、優しい、気の弱い、かつては臆病で繊細なところがある。オーヴェルトゥーレでは、歩行訓練を手助けした真紅に抱き着く等感...