THE 八犬伝のあらすじ・作品解説
THE八犬伝は、日本で発売された日本のOVA作品である。また、このOVA発売の後に「THE 八犬伝 ~新章~」というOVA作品も発売されている。発売当初はVHSとレーザーディスクでの発売であったが、その後DVD化された。 原作は、江戸時代後期の読本作者・曲亭馬琴の代表作「南総里見八犬伝」。 監督は安濃高志、オリジナルキャラクターデザインは山形厚史、アニメーション制作はAIC。 このアニメは、室町時代後期を舞台に、安房国里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者たちの数奇な運命を描いたアクション長編伝奇作品。八人の若者たちは、みな苗字に「犬」の字と、それぞれ仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の玉を持っており、さらに牡丹の形をしたあざが身体にある。 登場する八犬士は、犬江親兵衛、犬川荘助、犬村大角、犬坂毛野、犬山道節、犬飼現八、犬塚信乃、犬田小文吾の8人。 この作品は個性的なアニメーターが終結して作られており、後のアニメ業界に大きな影響を与えた作品でもある。
THE 八犬伝の評価
THE 八犬伝の感想
ハードルの低いOVA作品
南総里見八犬伝起源としている「南総里見八犬伝」においては、江戸時代の読み物です。読み物として読むにはハードルが高いので、アニメ作品として観るには丁度良いハードルの高さだと思い、観始めました。実際に、インターネット上のフリー百科事典、「Wikipedia」に「南総里見八犬伝」の物語の概略は記載されていました。その記載事項を読んでから、アニメ本編を観始めました。「Wikipedia」による「南総里見八犬伝」の記載事項、登場人物の説明から、アニメ本編を見比べると変更されていたことは多かったように思えます。しかし、概ねは原作に沿ったたかちで、アニメ化されていたように感じられました。改めて、感じられることは、長編の物語であるということです。しかし、アニメという形で、日本の歴史に残る文献に触れられたのが良かったと思っています。また、アニメというのは、現代社会では世界に誇れる文化といえるまでに大きな...この感想を読む