いくつもの週末の評価
いくつもの週末についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
いくつもの週末の感想
いつも週末ではつまらない
やっぱり江國香織のエッセイ私は男性だ。何となく男性と女性では彼女の小説を読むその見方が違う気がするのでそう書いておく。なぜか私にとって江國香織のエッセイをたまに読むことは、やっぱりとても重要なことだと思った。彼女のエッセイは本当に安らかで無邪気だったりわがままだったり、形容しようと思えばいくらでもできるような、そのどれもあまり当てはまっていないような難しい感覚になるのだが、とにかく読んでいるだけで自分の普段忘れられていた領域に入り込むことができる。彼女の正直さというか、ありのままの姿を活字をとおして眺めていると、こんな風に物事を正直に考えるという感覚がいかに普段の生活の中で失われているかということに気が付く。そしてそう思ったところで日常に戻ればやっぱりその感覚は学校や仕事では役に立たないというか私には使いこなすことが出来ないのだが、そういう自分に定期的に気が付いておくことが重要なのだ。...この感想を読む