嫌いな人は大嫌いだと思う。
園子温という監督は、海外で評価を受けたことによって国内でも広く知られるようになった人です。 愛のむきだしは、国内で名前がある程度認知されだした頃の作品のようですが、それにもかかわらずアングラ臭ぷんぷん、そして映画学校の学生が作ったみたいな雰囲気をかもしだしています。 ふつう有名になってくると守りに入って可もなく不可もない映画を撮り始める人が多いのですが、この監督はよっぽど煮えたぎる何かを抱えているのか、守りに入る気はさらさらないようです。 その姿勢はすごいと思うのですが、作風は好きになれません。流血シーンの派手すぎる演出をはじめとしたエログロ表現に対する生理的嫌悪感も理由の一つですが、一番は観客を無視した自己満足な作りにあります。一般公開する意義があるのか疑問を感じてしまうほど。 正直私はこの作品の高評価ぶりが理解できません。 しかし、演じる人たちにとっては価値ある監督かもしれません。みんな体当たりの演技で、評価に値すると思いました。実際、この監督の作品を経て名をあげた俳優さんはけっこういます。
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