「正義と愛国心と忠誠」がセットになるとトンでもない事が起きる クリントイーストウッド
クリント・イーストウッドが手がけて、ポール・ハギス監督が作る、この二人のペアだったら安心してられます。 硫黄島に向かう軍艦に乗っているアメリカ兵の殆どがボーイスカウト気分だったことが、なんとも痛ましいのです。しかし、愛国心と忠誠心を刺激されて、家族を守る、国を守ると言われて戦場につれられていってしまう。 アジアの日本とドイツが居る欧州に同時に二箇所で戦争するには金がかかるから、戦時国債を発行して売ることも国策であったんですが、その前に世界の株価がドカンと落ち込んで、アメリカはヒィヒィだった事も忘れてはいけないポイントです。 クリント・イーストウッドは軍隊に3年間いた経験を持つ人で、同じようにプレスリーも徴兵されています。この映画は彼の強いメッセージと今言わないといけないという切迫感が感じられます。 彼が兵役についてた頃は「冷戦」の始まり「朝鮮戦争」の時代、帰還兵が持ち上げられて、帰ってきたら仕事がない、精神に傷を負ってるというのは良く聞く話でした。 彼は「正義と愛国心」がセットになると、どんな事が庶民に起こるのかと示しています。
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