理由なき反抗のあらすじ/作品解説

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理由なき反抗のあらすじ・作品解説

1955年に公開されたアメリカ映画で、若者のやり場のない苛立ちや社会問題を描いた名作である。また、主役のジムを演じたジェームズ・ディーンが、同年、本作の世界的な大ヒットを受け、次作の「ジャイアンツ」の撮影終了直後に自動車事故で亡くなり、伝説となった。 監督は、「大砂塵」「キング・オブ・キングス」のニコラス・レイ。 町に来て間もないジムは、泥酔して警察に連行され、夜間外出で保護されたジュディやプラトーらと知り合う。また、ハイスクールでのジュディは不良のバズらの仲間で、そのボスであるバズにケンカを売られたジムは、車で全力で崖に突っ込む”チキン・ラン”で対決するが…。 1960年代にはまだ解りやすかった若者同士の抗争劇だが、それぞれの抱える苦悩をナイーブに描き、中でもディーンが演じたジムの、繊細で不器用な少年は異彩を放っている。ジムを慕うプラトーを「ジャイアンツ」でも共演した童顔のサル・ミネオ、恋人ジュディを「ウエスト・サイド物語」「草原の輝き」のナタリー・ウッドが演じている。

理由なき反抗の評価

総合評価
5.005.00
(1件)
映像
4.004.00
脚本
4.004.00
キャスト
4.504.50
音楽
4.004.00
演出
4.504.50

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理由なき反抗の感想

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思春期の行き場のない感情

『理由なき反抗』は若くして死んでしまったジェームズ・ディーンの代表作とも言えるでしょう。アメリカのティーンエイジャー。思春期の少年少女の、行き場のない、言葉には表し難い感情を見事に表現している作品だと思いました。そして、ジェームズ・ディーンの演技は主題にぴったりと当てはまり、この映画が名作と言われるのにも一役かっています。ジェームズ・ディーンが演じる主人公は言うなれば富裕層のお坊ちゃま。年頃なのか悪いことに少し憧れを抱いているように見えます。親の溺愛ぶりに嫌気がさし、不良ぶるけど本当の不良にはなれない。何かを訴えようとしても何を訴えたいのかも分からないし、訴える術も知らない。大人は皆わかってくれない、わかってくれるのは自分と同じこの感覚を持った仲間だけ。境遇は違えど私達も思春期の時期にはこういう感情を持っていたと思います。そして、それを象徴的に表現しているのが最後のシーン。大事な友人を...この感想を読む

5.05.0
  • よんよん
  • 168view
  • 585文字

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