冷戦終了に向けてのメッセージ ハリウッドから愛を込めて さぁ次のターゲットは - アビスの感想

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冷戦終了に向けてのメッセージ ハリウッドから愛を込めて さぁ次のターゲットは

4.54.5
映像
5.0
脚本
3.0
キャスト
4.5
音楽
2.5
演出
5.0

1989年のアメリカ映画で監督はジェームズ・キャメロンです。キャメロンさんは、数年前のBPが海底に穴開けてしまって、オイルが止まらない時にもワシに任せてくれとおっしゃって政府にお伝えしたほどです。時同じくしてケビンコスナーさんがオイルと海水を分ける機械を持ってるから使わせて欲しいと政府の公聴会で宣言してました。 キャメロン監督の思い入れの強い作品です。 当時水が姿かたちを取るというアイデアは無くて、彼が初めではないでしょうか、その後ターミネーターの中で水銀が形をとるというアイデアが出たように記憶しています。 深い深い海の底には、不思議な物が居ました、それはコミニュケーション取ると、人類が大ピンチの時には、人類を助けることが出来るんだ、と言うお話。 潜水艦の中で閉所恐怖症でお頭のおかしくなった乗組員が、核爆弾をいじって海溝で爆発させようとします。それを止めようと、良いおじさんたちが走り回るという展開です。 1990年の終わりに、西東ドイツのベルリンの壁が倒れました。 この映画は冷戦下の米国とソ連の以下同文的な赤い国国を、シンボリックに表しています。 核はどちらも持ってはいるが、使ってはいけないんだって言うメッセージです。 この映画の公開当時、オイル業界はロシア語が出来る人を高給で探していました。

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地球を救おうとする地球外生命体

二人の対照的なリーダーヴァージル・ブリッグマン(通称バッド)は、海底油田を発掘するチームの個性的なメンバーをまとめる責任者です。ある日会社から沈没した原子力潜水艦を発見するために、軍と協力して捜索活動を行うようにと依頼がくる。危険な作業となるため通常の3倍の給料を払うといわれ喜ぶメンバーだが、バッドは原子力潜水艦の沈没ということで、メンバーに危険が及びそうなとき・放射能が漏れていた場合は撤収することを条件に作業にあたることを承諾した。チームの命の安全に責任があるため、危険な作業はさせないというバッドはチームに対してとても責任感があるリーダーです。その上メンバーをまとめる能力も優れています。この任務の指揮をとるのは軍の特殊部隊から派遣されたハイラム・コフィ大尉ですが、命令ばかりしてバッドのチームに反感をかっています。この対照的なリーダーも見どころで、自分の命令には絶対だというコフィ大尉と、...この感想を読む

5.05.0
  • kilyoukakilyouka
  • 137view
  • 2004文字
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ジェームズキャメロンの隠れた名作!

内容を簡単にいうと、海底油田発掘基地の近くで、米軍原子力潜水艦が謎の座礁をしたことにより、ディープコアの面々が救助に向かって、そこでクルーの一人が地球外生命体と遭遇するお話です。途中はパニック映画のような展開もありますが、ヒューマンドラマでもあり、「戦争はしてはいけない」という人類への警鐘でもあり、大変深い映画だと感じます。この映画は本人が高校生のときに考えていたストーリーと言われています。高額な制作費と3年をかけて製作された映画ですが、興行収入はたいしてありませんでした。1つはキャメロンらしいアクションシーンが少ないこと、2つめは地球外生命体の場面が脈略なく突然出てきたことなどが挙げられています。しかしこれは劇場版でシーンを30分もカットしていることによる影響なので、完全版の本作では省略がなく堪能できます。後のキャメロン作品にも繋がる名作ですので、 是非おすすめします!この感想を読む

4.54.5
  • ABCDEITOABCDEITO
  • 210view
  • 391文字

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