デンゼル・ワシントンの知性が光る作品 - ボーン・コレクターの感想

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デンゼル・ワシントンの知性が光る作品

4.54.5
映像
4.5
脚本
4.5
キャスト
4.5
音楽
4.5
演出
4.5

デンゼル・ワシントン扮する敏腕捜査官ライムは、事故により半身不随の生活を余儀なくされていた。ある日パトロール警官のアメリア・ドナヒュー(アンジェリーナ・ジョリー)は、男の惨殺死体を発見した。証拠を残した手際のよさからライムに認められ、助手に任命される。捜査を続けていくと、犯罪現場には奇妙な骨片と紙片が見つかる。これが犯人からのメッセージと気づいたライムたちだったが、第二の殺人事件が起こってしまう。ライムはすぐにドナヒューと協力して捜査を続けると、1900年代の古い出版社のロゴマークが捜査線上に浮かんできた・・・・・・。 デンゼル・ワシントンの作品の中でも好きな作品です。趣向は違いますが、東野圭吾のガリレオシリーズをもっとホラータッチにしたような作品というと想像がつくと思います。 デンゼル・ワシントンの演技は安定感があるので、彼の出演作はすべてチェックしています。 共演はアンジェリーナ・ジョリー。彼女はこの作品の前にアカデミー最優秀助演女優賞を獲得していますが、興行的にヒットした作品での受賞ではなかったので、この作品でブレイクできてよかったです。この作品に出演したお陰で、のちの彼女の快進撃を知らない人はいないと思いますが。 猟奇的な殺人事件を扱っていますが、犯人はかなり意外な人物です。 頭脳と頭脳の緊張した戦いが続く作品なので、サスペンスや科学捜査モノが好きな方にはおすすめの作品です。

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アンジェリーナ・ジョリーが女優として、役として才能を開花させた瞬間

この作品の見どころは、まず女優としての才能があるのに埋もれてしまっているアンジェリーナ・ジョリーと、これまた能力があるにも関わらず街の巡査に留まっているアメリアを重ねているところです。アンジェリーナ・ジョリーはこの作品で、劇場公開作品初主演を果たしており、ここから『17歳のカルテ』、『トゥーム・レイダー』等で名女優としての階段を上っていきます。そして、役としては辣腕のライム捜査官によって見事に才能が花開き、事件解決に導くわけですね。作品の内容は、まあまあというところでしょうか。デンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリーというキャストをつかい、そのやりとりは大変面白いものの、肝心の事件自体はうすっぺらで突っ込みどころが沢山あります。ラストで明かされた犯人とその復讐の動機がいまいち一般的にわかる出来事でなく、インパクトが少ないです。詳細が述べられていないので、もしかしたら犯人に感情移入...この感想を読む

4.04.0
  • ABCDEITOABCDEITO
  • 80view
  • 522文字

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