ハリウッド発時代劇 - ラスト サムライの感想

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ハリウッド発時代劇

4.04.0
映像
4.0
脚本
4.5
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
3.5

トム・クルーズが主演を務めるハリウッド作の時代劇。江戸時代が終わり、明治になり、侍の存在理由がなくなってしまったという時の流れの中で、自分達の存在を最後の花火のように打ち上げる侍と、それに感化されたアメリカ人という目線で描かれています。ハリウッド映画にしては良く日本を描いている作品だと感じました。ハリウッド映画では「なんだ、こんなの日本じゃないよ」と思うこともしばしばですが、この映画を見ると日本への敬意が伝わってきて日本人として少し嬉しくなります。多くの日本人が配役されたことで話題を呼びましたが、渡辺謙は言うまでもなく、真田広之がとてもかっこいい。ラストのシーンでは真田広之が格好良く撮れ過ぎてしまい、主演のトム・クルーズよりも目立ってしまったため、そのシーンが大幅にカットされたとの逸話も残っています。また、小雪や明治天皇を演じた中村七之助のキャスティングもばっちりです。深い事を考えずに素直に見ていて楽しい映画だと思います。

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