グローリーのあらすじ・作品解説
グローリーは1989年にアメリカで1990年に日本で公開されたアメリカの戦争映画。 南北戦争で実際に活躍したといわれる黒人部隊をテーマにした作品であり、デンゼル・ワシントンやモーガン・フリーマンが出演している。 主役は「ニール・サイモンのキャッシュ・マン」のマイク・ブロデリックが演じている。 なお、デンゼル・ワシントンはこの映画の出演によって助演男優賞を1989年度第62回アカデミー賞と第42回ゴールデン・グローブ少で受賞している。 監督はデンゼルと多数の作品で仕事を共にしているエドワード・ズゥィック。 他共演者には「ホット・ショット」「アナザーストーリー」のケイリー・エルウィス。 この作品は南北戦争まだ勃発している最中、ボストンの実家へと帰って来た北軍大尉のロバートが父のフランシスの紹介で黒人部隊を作るよう命じられ、奴隷として扱われていた黒人男性達を集め厳しい訓練をしていくという内容。
グローリーの評価
グローリーの感想
戦場における悲壮な美
南北戦争を舞台にとって、黒人問題がテーマとなっています。黒人の扱いをめぐって南北戦争が勃発したのは有名な所ですが、実際に北軍には史上初の志願兵を中心とした黒人部隊が存在していたそうです。この辺りの核となるストーリーは実際の歴史に基づいているそうです。黒人部隊を率いる主人公は、理想的な所があり黒人を平等に扱うどころか、黒人側に立って行動し、差別をかくさない同僚や上官と衝突します。理想に基づいて行軍し、黒人兵と接する中で家族にあてた通信という形で悩みや苦しみが語られていきます。最終的に天王山となった戦いに参加することになりますが、ここで指揮官としては戦術的には褒められない行動をとり、それがラストにつながっていきます。しかし全編を通して流れるヒューマニズムや気高さは胸に迫り、最後の結末でさえどこか美に通じるものさえ感じられました。
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