正義とは…? - リーガルハイの感想

理解が深まるドラマレビューサイト

ドラマレビュー数 1,147件

リーガルハイ

4.864.86
映像
4.50
脚本
4.90
キャスト
4.70
音楽
4.30
演出
4.70
感想数
5
観た人
24

正義とは…?

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
4.0
演出
5.0

大好きで何度も見ているドラマ。

コミカルでふざけた演出とは裏腹に、実はめちゃくちゃ深いドラマです。「正義」について考えさせられます。

古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)は対照的な弁護士。性格も価値観もまるで正反対。

黛は生真面目でこうだと決めたら絶対意志を曲げない鋼の精神力の持ち主。正義感が強く曲がったことが大嫌い。それゆえ、自分の正義感を押し付けてしまいがち。弱い者を見ると放って置けないお人好し。

一方古美門はいわゆる人間のクズ。どんな手を使ってでも訴訟に勝つ。正義なんて存在しない、そんなものは立場によって変わるんだという価値観を持っている。口達者でお調子者、言うことはコロコロ変わり、金の亡者でカネさえ手に入ればどんな訴訟も勝訴に導いてみせる。

そんな対照的な2人がタッグを組んで様々な訴訟に取り組んでいく。

1番心残ったのは古美門が黛に言ったこんなセリフ。

「君が正義だのと抜かしているものは独りよがりの押し付けにすぎない。その都度目の前のカワイソウな人を見て哀れんでいるだけだ。」

確かに黛は正しいことをしているように見えてただ自分の中の正義を押し付けているだけだった。でも、それはそれで良い弁護士なんじゃないかと私は思う。朝ドラヒロインのようででうざくて、決して勝訴の数は古美門に追いつけなくても、古美門には絶対なれない弁護士に黛はなっていると思う。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

他のレビュアーの感想・評価

裏側から突くような毒舌コミカドの放つ真理の光

この時代ならではの、物事の裏側からの視点2012年放映の、コメディタッチの弁護士ドラマ。当時、リアルタイムでは見逃していたのだけど、何やらネットの中で「堺雅人、神!」「コミカド、神!」などとすごい盛り上がりを見せていたのを目にして興味を持ったのがきっかけだった。後日DVDで見てみて納得。その後何度も何度も見るくらい、画期的で革新的な要素がふんだんに盛り込まれてて、メッセージ性も高いドラマだと思った。主人公の弁護士、古美門 研介は、金さえ積まれればどんな訴訟も勝訴に導くという負け知らずの敏腕弁護士、ただ、勝つためならばどんな手法もいとわない。正義感や人道などは度外視。一見すると、悪徳弁護士の権化、ともいえなくもない。けど、このドラマの魅力は、古美門の信条には、そういった正義感や人道ゆえに、私たちが案外見過ごしてしまいがちな真理に気付かせてくれる、という点ではないかと思う。彼は言う。弁護士は神で...この感想を読む

5.05.0
  • たまこたまこ
  • 503view
  • 3718文字
PICKUP

面白すぎる!!今世紀最大のドラマ!!

痛快すぎる!!法廷エンターテイメント!!とにかく面白い。随一で面白く、腹筋崩壊間違いなし!!!あの堺雅人と新垣ゆいのコンビの掛け合いが最高!しかし、要素はコメディだけではなくて、、、この作品は、法廷というかしこまった場所とは正反対のコメディエンターテイメント!掛け合いの速さとテンポの良さに、きっとこのドラマにどはまりする事間違いなしでしょう。また、セリフのひとつひとつにもセンスを感じる素晴らしい作品です。主演を務めますは、半沢直樹などのかずかずのドラマで引っ張りだこ、菅野美穂さんとの結婚でも話題をさらった有名中の有名俳優、堺雅人さん。その高い演技力で見事に主人公の魅力を引き立たせています。そして、その相方にして助手の役を務めますは、恋空でまたたくまに注目を集め、その後もドラマや映画にでずっぱりの女優、新垣結衣。その美貌でCM でも、見ない日はないですね。堺雅人さんのオーラの強さに負けずとも劣ら...この感想を読む

4.54.5
  • やんままやんまま
  • 199view
  • 1047文字

リーガルハイの個性あふれるキャラを演じるキャスト陣

視聴率40%を記録した人気ドラマ「半沢直樹」で脚光を浴びた堺雅人。そんな彼の一番のはまり役であり代表作であると私が個人的に感じている作品が「リーガルハイ」だ。特に私が魅力に感じているのがキャスト陣である。以下、古美門法律事務所の豪華で個性あふれるキャスト陣について感じたことを書いていく。クズ役がはまっている堺雅人読者もご存じのように、リーガルハイの主人公でもあり負け知らずの敏腕弁護士でもある古美門研介は一言で表すならばクズ!である。金に汚く下品で子供っぽい古美門を堺雅人は見事な「クズ演技」で演じている。堺雅人自身はクズとは程遠い人間であるにもかかわらず、リーガルハイ以降、ドラマで堺雅人を見るたびに実はクズなのでは?と思わせるほどのクズっぷりであった。特に、新垣結衣演じる黛真知子を馬鹿にするときの表情が私は大好きである。普段のクズ演技が良いからこそ基本的にクズな古美門がたまに真面目になる場...この感想を読む

5.05.0
  • ぽんたろうぽんたろう
  • 125view
  • 979文字

感想をもっと見る(5件)

関連するタグ

リーガルハイを観た人はこんなドラマも観ています

リーガルハイが好きな人におすすめのドラマ

ページの先頭へ