それ絶対おいしいでしょ。
ハイジの白パンに、ぐりとぐらの卵焼き。 物語の中には強烈な印象を残す食べ物のシーンが登場することがしばしばあるものです。 この映画の中にも「アイロンチーズトースト」という、食べてみた過ぎるアイテムが登場します。 夜中に見たら悶絶しそう。 この作品、数々の印象的なシーンがありますが、シーンを色付けしているのは食べ物なんですね。 ピーナツ・バター、コーンフレーク、レーズン、タピオカなどなど。 それぞれ、登場人物のキャラクターや、彼らの関係性を象徴するキーアイテム的に使われています。 (余談ですが、ジョニー・デップの「パンダンス」のシーンはキュンと来ちゃいました。) 実は扱っているテーマがすこし重めなんですが、こういった魅力的なアイテムを使ったシーン作りや演出のおかげで、暗くならずにすんでいます。 ラストの落とし方も好きでした。 結局は他人と100%分かり合うことなんて無理。 でも共感できることがなにか1つでもあるだけで十分なのかもしれませんね。 たとえば食べ物の好みとかね。
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