演出、アクション、ストーリー全てが壮大すぎる - パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドの感想

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演出、アクション、ストーリー全てが壮大すぎる

4.54.5
映像
5.0
脚本
4.5
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

目次

キャスト陣

この映画注目するべきところはキャストたちだ。ジョニーといえば、たくさんの人気映画で主役を務め、もうひっぱりだこの俳優。彼の独特の演技はすごく特徴的で、それはこの映画でも見て取れる。手を使った独自のジェスチャー、独自の発音、全てジョニーの世界観なのだと感じざるをえない。笑いを誘う場面の演出能力はこの映画のキャストの中でも一番だと私は思う。この映画で彼独自の演技法と台詞を注目することは重要だ。

さて、次にオーランドであるが、彼のことを映画業界で知らない人はいないだろう。私が思うに彼は特徴的というより、イギリス人が持っていそうなクールなダンディ系のイメージを前面に押し出した演技だと私は感じている。映画のシーン中でも彼の演技は紳士的で、誇り高く、昔のイギリス貴族を思わせる演出だ。その演出能力は俳優人の中でもかなりレベルが高いと思われる。

最後にみなさん大好きのキーラ、彼女の美しさに惚れてこの映画を見た人もいるのではないかと思う。彼女の演技には魅力をとても感じられる。特に、最初は典型的な王女様と言った感じのキャラクターであったのが、パイレーツの映画が進んでいくたびに、たくましく、ここぞというときにリーダーシップを発揮する女性を演じるようになっている。このキャラクターの変化と彼女の演出能力は多くの人から関心を惹いたのではないだろうか。彼女のその演技は海賊としての女性と貴族としての女性をイメージさせる誇り高さ、仲間を大切にするところ、礼儀を大切にする心、どれをとっても完璧に演出している。

さらにそのメインを支えるバルボッサのすばらしい演技も注目すべき点である。

壮大なアクション

この映画では多額の製作費が使われたことは皆さんもご存知だろう。その使われたとおりのアクションのダイナミックさと壮大さは、最近の映画では飛びぬけていると私は感じている。船ひとつひとつの壊れ方から、爆発する瞬間の迫力は観客をおどろかせたに違いない。

海賊ながらも感動を呼ぶストーリー

「海賊映画でまさか感動を味わえるなんて」と思った方も多いのではないだろうか。最後ウィルが殺されて、私はこのまま終わるのかとさえ思った。しかし、最後に心臓を渡したところに私はおどろかされた。しかも、海賊の映画で心臓を渡すという発想はありえない。そのような、驚きとそんなシーンと同時に感動、喜びも一緒に味わえるこの映画は最高の海賊映画といっていいだろう。

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一番話が複雑だが完結らしい素敵な終わり

死んだと思われたスパロウの復活が鮮やかパイレーツオブカリビアンとして、ウィルやエリザベスが登場するシリーズ最後のお話。いやー…いろいろ評価はあったものの、自分としてはかなり楽しんだ作品である。話の内容が第一作・第二作よりもかなり複雑になっているため、その辺も考えながらまた振り返ってみたいと思う。「デッドマンズチェスト」において、クラーケンと共に死んでしまったジャック・スパロウ。確かにジャックはクラーケンと共に死の世界へと落ちていったようだが…彼はクラーケンに勝ったうえで、魂と身体が囚われの身になっている、という不思議な状態であった。もうここからしてティア(カリプソ)が何もかも操っていたような気がしてならないのだが…それは後で後述しよう。死の世界の描写は、むしろ美しい場所で、青く澄み切った綺麗な空と、真っ白の砂浜しかない空間だった。そんな美しさも永遠に続くとしたら、それを美しいとは思えな...この感想を読む

4.54.5
  • kiokutokiokuto
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