フロム・ヘルのあらすじ・作品解説
フロム・ヘルは、エディ・キャンベル作画のグラフィックノベルを原作にし、アルバート・ヒューズ/アレン・ヒューズ監督が映画化した。脚本:テリー・ヘイズ/ラファエル・イグレシアス、製作総指揮:トーマス・M・ハメル/アルバート・ヒューズ/アレン・ヒューズ/エイミー・ロビンソン、音楽:トレヴァー・ジョーンズが担当。 1888年のロンドンに美女メアリ・ケリーと仲間の5人の娼婦がいた・彼女たちはホワイトチャペルにて身体を売ってなんとか生き延びていたが、5人の内の1人が何者かに襲われて殺されてしまった。その後、さらにもう1人の犠牲者が出てしまう。世に恐れられた切り裂きジャックのゲームの始まりだった…。 フレッド・アバーライン警部:ジョニー・デップ、メアリ・ケリー:ヘザー・グラハム、ウィリアム・ガル卿:イアン・ホルム等がキャスティングされた。 2001年10月19日アメリカ・2002年1月19日に日本で劇場公開された。
フロム・ヘルの評価
フロム・ヘルの感想
実際にあった猟奇殺人を映画化!
ヘザーグラハム大好きです!いやーあんな娼婦いたら好きになってクラレンス公アルバートみたいに梅毒になっちゃうなあ笑役者と映像美、演出はいずれもA級ですね!若干、時代のせいか警察ののろさとか警戒心のなさがあります。あんだけ連続殺人があるのに、警邏がいないなんて…。まあ実際がそうだったらしょうがないのですが。あとはメアリーとの関係、ラストが個人的には納得いかなかったですね。小ネタですが、実在の事件ではメアリーも殺されます。そして犯人は見つかっておらず未解決事件ですね。この映画同様フリーメイソンのような秘密結社が関わってそうですね。余談ですが、この映画の影響で、アブサンとスプーン・グラスを購入しました。かなり香りも度数もきついですが、はまりますね!青い炎と香りに癒されます。ひょっとして中毒か?笑
イーストエンドの世紀を超えて残る猟奇殺人 刃使いが決めて
舞台は19世紀末ロンドン、ホワイトチャペル地区。ジャックザリパーがモデルの作品。実際にあった娼婦殺人事件だけあって、仔細が実に巧妙に描かれている。イーストエンドのホワイトチャペルのあたりは下町で、移民たちも多く、治安自体はそんなに宜しくなかったといっても差し支えないだろう。今でこそコックニーもそんなに聞かれなくなったが、週末に出るマーケットに、この映画のころの面影が残る。この映画を見て、ロンドンの下町歩きも楽しいだろう、今でこそ人間の地位は同じだといって入るが、階級が釈然として残るロンドンの町でラガーを飲みながら、いまだに解決していないジャックザリパーを仲間と語り合うのも楽しい。犯人はメスの使い方が非常に上手く、熟練した外科手術に似た刃の使い方だと聞いた。
19世紀イギリスの暗部
19世紀末ロンドンはホワイトチャペル地区で実際に起こった娼婦殺人事件を元にしたサスペンス。犯人が「切り裂きジャック」を名乗る人物というだけあって、殺し方も死体もハードにグロいので苦手な人は駄目だと思います。ジョニー・デップ演じるアバーライン警部と捜査に協力していた娼婦の一人がいい仲になる~程度のラブロマンスはありますが基本的に陰気なテンション。ジョニデ目当てで見るというのにも微妙かもしれません。19世紀のイギリスの暗部を見るという点では凄く面白い映画だと思っています。衣装や小物、文化とかに注意して見るのではとても面白いです。それから切り裂きジャック好きならぜひ(いるのか?)!
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