パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドの感想一覧
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
一番話が複雑だが完結らしい素敵な終わり
死んだと思われたスパロウの復活が鮮やかパイレーツオブカリビアンとして、ウィルやエリザベスが登場するシリーズ最後のお話。いやー…いろいろ評価はあったものの、自分としてはかなり楽しんだ作品である。話の内容が第一作・第二作よりもかなり複雑になっているため、その辺も考えながらまた振り返ってみたいと思う。「デッドマンズチェスト」において、クラーケンと共に死んでしまったジャック・スパロウ。確かにジャックはクラーケンと共に死の世界へと落ちていったようだが…彼はクラーケンに勝ったうえで、魂と身体が囚われの身になっている、という不思議な状態であった。もうここからしてティア(カリプソ)が何もかも操っていたような気がしてならないのだが…それは後で後述しよう。死の世界の描写は、むしろ美しい場所で、青く澄み切った綺麗な空と、真っ白の砂浜しかない空間だった。そんな美しさも永遠に続くとしたら、それを美しいとは思えな...この感想を読む
演出、アクション、ストーリー全てが壮大すぎる
キャスト陣この映画注目するべきところはキャストたちだ。ジョニーといえば、たくさんの人気映画で主役を務め、もうひっぱりだこの俳優。彼の独特の演技はすごく特徴的で、それはこの映画でも見て取れる。手を使った独自のジェスチャー、独自の発音、全てジョニーの世界観なのだと感じざるをえない。笑いを誘う場面の演出能力はこの映画のキャストの中でも一番だと私は思う。この映画で彼独自の演技法と台詞を注目することは重要だ。さて、次にオーランドであるが、彼のことを映画業界で知らない人はいないだろう。私が思うに彼は特徴的というより、イギリス人が持っていそうなクールなダンディ系のイメージを前面に押し出した演技だと私は感じている。映画のシーン中でも彼の演技は紳士的で、誇り高く、昔のイギリス貴族を思わせる演出だ。その演出能力は俳優人の中でもかなりレベルが高いと思われる。最後にみなさん大好きのキーラ、彼女の美しさに惚れて...この感想を読む
海賊たちの戦争!
何といっても印象は海賊たちの戦争!でも私的にジャックのお父さんが出てくるのがびっくりしました。そっくりだし(笑)次はクラーケンにジャックが飲み込まれてしまうシーンでは、死んだの?死んじゃったよ?とかなり混乱した覚えがあります。エリザベスに騙されたからクラーケンに食べられてしまうのですが、エリザベスはかなり気を落とします。それを見てウィルは勘違いをします。私は最初三角関係かと勘違いまでしました。海賊同士の凄まじい戦いは本当にすごかったです。いろんな国の海賊が出てくるし、世界のへてまでジャックのために行くことになった時エリザベスとウィルの関係はこれまでで終わるの?と心配してました。次々気になるシリーズです。
ラストは感動的
世界制覇をもくろむ東インド会社と海賊たちの攻防がみどころです。前作に続いておりますが、ここでは以前死んだはずのキャプテン・バルボッサが生き返っています。彼と一緒に、ジャックを助ける旅にでるのです。そして、最終的には海賊大集合となるのですが、面白い。東インド会社に海の悪霊たちはついていますので、主に彼らとの戦いとなるのですが、アクションシーンはなかなか見応えがありました。最後のオーランドが船長になり、両側から大砲を打つシーンは感動的です。また、敵が戦意喪失するところもドラマチック。プライドがやぶれたんだな、というのがわかりやすく描かれていました。