願い石と人々の気持ち
夏に見たくなるアニメ
2006年の秋アニメ。少し前の作品になりますが、雰囲気がよくとても背景美術が綺麗です。ただ個人的には人物の作画はあまり好みではないですね。ひと夏のお話なだけあって音などからも夏が感じられるのがいいですね。夏になるとみたくなります。音楽も優しいものが多くとても耳に心地よいのが好きです。日常ものなのかなって1話では思いましたが、2話で大人と子供が逆転するという現象が!眼鏡のないロリ姿かわいかったです。願うことで誰しもが幸福になるわけじゃないってのも面白いですね。色褪せないストーリーではあると思います。はやく子供から大人になりたくて……でもいざなったら兄に気づいてもらえないとかすごく切ない。
日常ものかと思いきや
2話でこんな展開になるとは正直びっくりでした。前情報を見ずに見たので衝撃的でした。ロリしょうこさんのちょっとした仕草がものすごくかわいいのでニマニマしてしまいました。3話でも本当は兄妹ではなかったと知って驚き。兄妹なのに敬語?とは思ってはいたのですが、良い意味でいろいろ裏切ってくれるアニメでいいですね。自分達カップルを引き裂いたともいえるからだにとても良くしてくれるしょうこさんはとても優しい方。すごく丁寧に話が進んでいくので登場人物に感情移入しやすく一話完結の話ではないので、一気見したほうがよりよく物語が理解できます。
大人が子供に子供が大人に
8話で本来子供であるからだが仕事を探して奔走するシーン。すごく一生懸命がんばる子だけど、ちゃんと子供な部分も描かれていて切なかったです。いきなり小学生が一人で街に大人として放り出されたらとても心細いですよね。しょうこの気持ちもからだの気持ちもひろ兄の気持ちもちゃんと描けているぶん切なくてどうしようもない気持ちになります。9話が一番個人的には皆が変化した話だと思っています。ただちょっと同じペンションに……ってのは都合が良すぎるなっとは思ってしまいましたね(笑)後半はちょっと駆け足な印象がありました。でも玉子焼きの味って本当に人によって違いますよね。ありがちではありますが、田子焼きの味が気づくきっかけっていうのはわかりやすくてよかったです。
願い石がもたらしたこと
ずっとしょうこは何を願ったのか気になっていました。単純に子供になりたいって願いじゃなさそうでしたしね。あと1話にくらべて逃げることをやめたからか、最終話では兄の顔に前髪がかかることなく明るい表情になったと感じました。こういう描写もわかりやすくていいですね。この物語の中心になる願い石。この石がもたらしたのは自分がそうなんだって思っている感情は必ずしも周囲もそう感じているとは限らないということを教えてくれたのかなって。あと最後の最後でちゃんと元に戻れてよかった(笑)
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