少女が異世界の巫女になる
美朱は中学三年生。シングルマザーの母親に期待されてはいるものの、そこまで勉強の実力もないし普通の女の子。
ある日、親友の唯と図書館で古い中国の本を見つけてその本の中に入ってしまう。美朱はその中で鬼宿という少年と出会う。なんとか美朱は本から出れた。帰宅途中母親に彼氏がいることがわかり、受験のストレスなどから喧嘩してしまう。
家出をした美朱は唯が本の中から帰ってきていない事を知り、兄に本を預けてもう1度本の世界に入るのだった。その不思議な本は本の中で美朱がしていることがそのまま文章としてリアルタイムで書かれていく。美朱は鬼宿と再会して唯を探しにいく。唯には唯を助けに来たのではなく鬼宿に会いに来たと誤解をされ、怒りを買ってしまう。美朱は伝説の朱雀の巫女として、自分の世界に戻るという願いを叶える為に仲間を集めることになった。唯はそれに敵対し青龍の巫女になるのだった。
この物語は四神や二十八宿をベースにして、登場人物たちの名前も二十八宿から名前をとっている。設定が今までにはないもので面白い。服装や建物なども中国の装いになっている。アニメの作画よりも、漫画の方が美しく描かれている。ただ悲しいのは、敵だけではなく亡くなってしまう主要キャラクターが多いことです。当時このアニメを見ていた子供たちはショックだったと思う。だから続編に幽霊として登場させたのではないか?と思ったり。最後は時空や世界を越えたハッピーエンドになるのだけが救いだ。
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