ふしぎ遊戯の感想一覧
アニメ「ふしぎ遊戯」についての感想が4件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
少女マンガ原作のわりにはバトル展開が多いですね
独特の世界観ですよね書物の中の世界に入って、物語が展開していく様子が独特だと思いました。少女マンガってこういう展開が多くて、ジャンルとして確立しているものなのでしょうか。少年誌でも現実社会から空想世界に吸い込まれて、話が展開していく作品は多いです。しかし少女マンガ・アニメ作品で、こういう描き方するのって、珍しいのではないでしょうか。イメージ的には、その設定に、映画「ネバーエンディングストーリー」のようなものを感じました。現実世界と書物の中の空想世界を行き来するのも、なんとなく似ていますよね。しかし決定的に違うのは、入り込んだ先の世界観ですよね。映画「ネバーエンディングストーリー」ではファンタジー世界の王道のような世界観でした。しかし「ふしぎ遊戯」では、古の中国っぽい世界観で構成されています。また朱雀や白虎、青龍、玄武の四神という題材をつかうのも、どこか、少年誌チックな展開だと感じさせま...この感想を読む
少女が異世界の巫女になる
美朱は中学三年生。シングルマザーの母親に期待されてはいるものの、そこまで勉強の実力もないし普通の女の子。ある日、親友の唯と図書館で古い中国の本を見つけてその本の中に入ってしまう。美朱はその中で鬼宿という少年と出会う。なんとか美朱は本から出れた。帰宅途中母親に彼氏がいることがわかり、受験のストレスなどから喧嘩してしまう。家出をした美朱は唯が本の中から帰ってきていない事を知り、兄に本を預けてもう1度本の世界に入るのだった。その不思議な本は本の中で美朱がしていることがそのまま文章としてリアルタイムで書かれていく。美朱は鬼宿と再会して唯を探しにいく。唯には唯を助けに来たのではなく鬼宿に会いに来たと誤解をされ、怒りを買ってしまう。美朱は伝説の朱雀の巫女として、自分の世界に戻るという願いを叶える為に仲間を集めることになった。唯はそれに敵対し青龍の巫女になるのだった。この物語は四神や二十八宿をベースに...この感想を読む
主題歌も含めて好きです
原作からのファンだったので、アニメ化は本当に嬉しい。まずオープニングの主題歌に惹かれます。「いとおしい人のために」は、今聞くと決して歌唱力がすごいわけではないけれど、美朱の気持ちが見事に表現されていて大満足。ずっと耳に残る名曲です。原作からずっと好きだった柳宿や星宿は、原作通りに艶やかで美しかったし、美朱と唯を引き離そうと画策する心宿は相変わらず憎いし、好きな世界観のままでした。美朱と鬼宿の仲も相変わらずだし、ほぼ原作通りだと思います。好きな作品だからこそ、今でも時々見たくなるし、主題歌を聞くだけでもとても懐かしい。原作と共に大切にしたいですね。
本を開くと異世界へ
主人公の美朱は名門校を目指す受験生。勉強するためだったかな・・・図書館へ行ったのはいいんだけど。ふとしたことから古く難しそうな題名の例の本を開いてしまう。ふと気がつくと図書館ではなく外!?って感じで急に異世界へと飛ばされてしまう美朱。ここはどこ?状態です。本人も相当混乱したようですが、私ももしそうなったら混乱どころか大混乱。何をして良いものか。どこへ行けばいいものか途方に暮れてしまいますよ。でも幸か不幸か・・・賊?っぽいやつらにさらわれそうになり救世主?の鬼宿に出会います。この当時の彼は、美朱にとって救世主ではあるんだけど印象最悪な相手で・・・あの額にある鬼とは一体何?てか髪ながいねーとかおうおうナイト的存在やってきたーとか思ったり色々と考えたりもしました。