沢尻エリカが成長し続ける理由がここにはあります。 - ヘルタースケルターの感想

沢尻エリカの成長と魅力

私は沢尻エリカさんが好きです。元々モデル出身の彼女ですが、モデルをしていた頃の彼女は見たことがありません。確か小学生か中学生向けのファッション雑誌出身と聞いたことがあります。私が初めて彼女をテレビで見たのは、実話で、難病の高校生役を演じていた作品です。あの作品を見たときは衝撃を受けました。サラッとした髪に真っ直ぐな目、その目の中には強さをも感じる程でした。素晴らしい演技だったと私は彼女に引き込まれていきました。その後もCMや雑誌などで話題となりました。そんな彼女が一気に有名になったのは間違いなく、記者会見でのあのセリフですね。当時の彼女に一体何があったのか分かりませんが、私は沢尻エリカを応援しているひとりです。今の薄化粧が似合っていますし、クリクリした瞳を見ると、あの会見の人とはまるで別人のようで、どちらが本当の沢尻エリカなのかなと考えることがあります。いつも力強い彼女の瞳がとても魅力的に思います。記者会見後はしばらく姿を見せなかったのですが、ついにというくらい、彼女の新しい映画が公開されたのです。ずっと待ちわびていたファンとしては、どんな役を演じるのだろうと、不安もありましたが、応援する気持ちの方が強かったのが事実です。作品を見たときは、かなり衝撃的でした。清楚なイメージがありましたが、この作品には、清楚なイメージはこれっぽっちもありませんでした。どちらかといえば、大人の魅力がたっぷり詰まった新しい沢尻エリカを見れたと嬉しかったです。彼女の瞳は前とは変わらず真っ直ぐな目をしていました。清楚な役柄もいいけれど、この作品のような強いイメージの女性を演じ切り、この役は彼女だから成り立っているのだろうと思いました。

美容整形の先に待っていた輝いた自信は、誰もを魅了することになる。

この作品では、濃いメイクをして、強いイメージの女性を演じていました。自分に本当は自信がなくて何度も美容整形を繰り返す女性の役です。美容整形を批判するつもりは全くありません。こういう生き方ももあるのだと、とても勉強になります。美容整形を繰り返す度に、自分に自信がついていくのでしょう。そして生きていけるのです。美容整形は私の友人もしたことがありますが、する前とは人が変わったかのように明るくなりました。外見だけを変えて中身は変わらないと思うかもしれませんが、外見が変わると中身も前向きに変わっていくのです。自信に満ち溢れ、自分より美しいものはないと言っているかのような彼女は、とても幸せそうでした。これこせそが美容整形の良いところなのでしょう。彼女には明るい未来しか見えないと言い切れるくらい輝いていました。沢尻エリカが演じきった女性の生き様をみたような気持ちになりました。私は鳥肌が立つくらい沢尻エリカの新たな魅力に吸い込まれていきました。共演者の方々には大変失礼ですが、沢尻エリカがいての”ヘルタースケルター”であると私は感じました。彼女の存在感をうまく引き出し、アダルトな沢尻エリカが生まれたと思います。彼女が成長し続けるのには、いつまでも先を追い続ける強い彼女の決意があるからでしょう。

栄光からの転落、そして彼女が決める生き方とは、、。

”ヘルタースケルター”は、当時かなり注目されていました。沢尻エリカが脱いだと話題になりました。今でもあの衝撃は忘れられないですが、今となっては、その彼女は光輝き明らかに成長を遂げたと言っていいでしょう。

最後のシーンでは、映像の中に少し怖さも重ね、この作品の主人公が少しづつ転落していくという話になっていますが、一度手にした栄光は、誰しも離したくないはずです。彼女もそう思い続けていました。しかし、遂に破滅し始めます。なぜ美しいものは消えていくのでしょうか。ずっと彼女の手の中にあれば良かったのに、隙間から溢れ落ちるように、彼女の光は輝くことをやめてしまうのです。彼女の表情の１つ１つがそう語っているかのように見えました。その演技の強さに私は惹かれていきました。破滅し始めたところからがまた彼女の人生となるのでしょう。一度手に入れた栄光を少しずつ奪われていき、その先には何が待っているのでしょう。それはその人自身が直接関係していくのです。答えはきっとその人の手の中にあるのでしょう。

きっと私たちも同じで何かを手に入れたとして、その何かを手放さなくてはならない時、手放した時、あなた自身でどうやって生きていくかを決めるのです。それが生きるという事だと思います。沢尻エリカという女優が清純派女優から大人な魅力を生み出しヘルタースケルターで変化していったように、人は変化しながら成長していくのでしょう。だとしたら、沢尻エリカはとても良い変化を遂げたということです。彼女ならもしかしたらまた次へも変化し成長するでしょう。これからの彼女の作品に是非期待したいと思います。