少々物足りない
コードギアスは初代からR2にかけて絶対的な人気を誇り、今日でもその熱は冷めることなくファンの中で生きている。
初めて映画化すると聞いた時は、正直「もうR2で終わりにしとけよ」という様な感想を抱いていたが、やはり実際に映画を目の前にしてしまうと、かつてのコードギアス熱を思い返し、また再燃した。
特にグラフィックに関しては、最初から戦闘シーンがとても迫力あるものとなっており大変見応えがあった。
これは大変結構なことで、迫力なしに映画化はありえないので吉とする。
しかしながら、展開の不透明さには少々戸惑うところが多かった。まず、設定が明記されていないというのがある。おいおいわかってくるのかなとも思ったのだが、なかなか本編との結びつきも見えず、また本編との結びつきをチラつかせる場面も少しだけあったので、中途半端なのではないかという感想を抱いた。
映画の最終章に関しては一定の終わり方をしたのではあるが、幾分本編ほどの驚き、ストーリーの意外性、本編との結びつきに欠けるというところに関してはコードギアスとしての物足りなさを感じたし、他の方に関しても同じ様な感想を持った方も少なくないのではないだろうか。
総括としては、これからの何らかの作品の作成に期待も込めて総合評価を4に設定した。
今後も楽しみな作品である。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)