興味深い亜人というキャラクター
この作品に登場する亜人というキャラクターが非常に興味深いです。いわゆる守護霊のような存在なのか?亜人として覚醒した人間は超能力者的な位置付けとして考えて読んでみると、また違った物語のようになってくる。ジョジョの奇妙な冒険で言うところのスタンド。ただ、ジョジョと決定的に違うのは、亜人と亜人になってしまった関係性ですよね。普通は一心同体なので、亜人が傷つけば母体となる人間も、なにがしかのダメージを受ける筈が、母体はほぼ無敵状態。修復回数には限りがあるようですが、普通の人間が太刀打ち出来るレベルではないですよね。亜人の出現は母体が死に直面した時です。人間は死の間際に走馬灯を見ると言います。もしかしたら、その走馬灯に亜人の性能や特長にも変化があるのかもなんて考えたりします。走馬灯に出てくるビションの回数が修復回数だったり、ビションを見た時の強烈に残った印象が2人の亜人を作り出すなんてのもあるかもしれませんね。何よりもこの作品はいわゆるオカルトな心霊現象を具現化した感じで、現実に自分の周りにも存在し、潜んでいるのでは無いかと言う事を想像させてくれます。自分にも出てきたりとか・・・。一度死んでみるしか方法が無いので、確かめる事は出来ないのが残念でなりません。
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