救いのない物語
最初の方は悪魔を倒すだけの話に見えていましたが、だんだんとノアとの絡みが主な内容になっていき、今ではアレンの過去やネアやマナ、千年公との関係などが大きなポイントになってきていると思います。今までで何度か絵柄がガラッと変わっていますが、どの絵柄の時も服や建物などの細部まで細かく綺麗に描いているのがこの漫画の魅力の一つだと思います。絵柄に関してはとても素晴らしいと思うのですが、最近内容がごちゃごちゃしすぎていて、現状についても今後どうなっていくのかさっぱりわかりません。星野先生はどこまでの設定を作って進めているのだろうと少し不安になる方も多いのではないかと。世に出るペースが遅いのもあってか、次の話が出る頃には前の話が曖昧になってしまう部分もあります。登場の少ない他のエクソシストたちどうしているのかも気になりますね。そしてなんとなくずっと気になっているのがクロス元帥です。死んだように描かれていますが、主要キャラでしかも強いはずの元帥があんなに呆気なく死ぬことがあり得るのだろうか。しかし、死体もなく血液と遺品のみ。これだけのものを残していたら生きているはずもないだろう、生きているのなら置いていかないだろう物も置いて消えるわけがない。これらの現状だけを見れば死んだという説が濃くなってくるが、なんとなく信じられない部分もある。今後のストーリーに注目したいと思います。
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