因縁のある2つの銃は決して交わらない平行線 - ルパン三世 ワルサーP38の感想

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ルパン三世 ワルサーP38

3.753.75
映像
3.25
ストーリー
4.00
キャラクター
3.75
声優
3.25
音楽
3.00
感想数
2
観た人
2

因縁のある2つの銃は決して交わらない平行線

3.53.5
映像
3.0
ストーリー
4.0
キャラクター
4.0
声優
3.0
音楽
2.5

ルパン三世ワルサーP38はルパンの愛銃でもあるワルサーについて焦点を当てた一作になっています。舞台は暗殺者達の潜む島、そこで出会った少女エレンとともに真実に追及していくのが大きな流れであります。

作品の特徴として、ルパンのかつての相棒と愛銃でもあるワルサーとの因縁について深く描かれており、ルパンのバックヤードを知ることができる作品に仕上がっております。ルパンの愛銃でもあるワルサーについてこの作品ほど深く追及して作品に欠かせない存在にしているのは最大に評価できるところであります。また、多彩なアクションシーンはこの作品の流れを助け、燃える展開に仕上がっていて見所のひとつになっています。

ストーリー自体は何重にもどんでん返しが用意されており、視聴者を驚かせ、中だるみすることなく楽しめる工夫がなされています。これにより最初から最後まで作品を楽しめるようになっていて評価する点ではないかと思います。

残念な点として、ルパン三世の名物キャラでもある銭形警部が早々に退場し、あまり出番がない所です。この作品の中では、ルパンとワルサーの因縁を語る上では銭形警部は違和感を与えてしまいかねないため、今回は銭形警部が早くに退場する必要性があったためと捉えております。終盤では復活するぐらいでこのような扱いはあまりないなと感じております。

総評として、ルパンのバックヤードを知るという点では非常にいい作品に仕上がっていますので一度見てみてはいかがという感じであります。

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他のレビュアーの感想・評価

良作・ワルサーP38

面白い作品だが、ルパンらしさはあるのか長年愛されている作品だけあって、人にオススメのルパンのシリーズを聞くと見事に意見が分かれる。「『カリオストロの城』は名作だがあれはルパンというよりジブリ作品だ」「クリカンルパンよりやっぱり昔の山田ルパン」「笑えるルパンのほうがいい」「ハードボイルドこそルパン」などなど、意見は様々だ。実は、アニメスペシャルでも映画でも『ルパン三世』シリーズを見たことがない筆者は、何から見るべきか悩み、とりあえず手にしたのが『ワルサーP38』であった。これが人生初めてのルパンである。ところが、この作品がルパンらしい作品であるかというと、初めて見た筆者でも悩んで頭をかしげてしまう。というのも、『ワルサーP38』はルパンらしさがあまりなく、それよりも単発の作品としての魅力が映えているように思えたからだ。何故なら、ルパンはともかく、次元、銭形、不二子、五エ門たちの活躍がほと...この感想を読む

4.04.0
  • すらりすらり
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  • 2076文字
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