ルパン三世血の刻印〜永遠のMermaid〜のあらすじ/作品解説

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ルパン三世血の刻印〜永遠のMermaid〜のあらすじ・作品解説

「ルパン三世血の刻印〜永遠のMermaid〜」はアニメ「ルパン三世」のＴＶスペシャル第２２弾の作品で、アニメ化40周年を記念して制作された作品でもある。2011年12月に日本テレビ「金曜ロードショー」枠で放送され視聴率14.0％を記録した。この作品ではスタジオジジブリアニメの原画で知られる佐藤好春を総作画監督に起用して従来のアニメ画調を変えている。あらすじはあるオークションの出店された「八百比丘尼の財宝」を捜すため宝石「人魚の鱗」など財宝の封印を解く為のアイテムをめぐってルパンをはじめ、次元大介、石川五右衛門、峰不二子や銭形警部といったおなじみのメンバーや新手の敵が入り混じって激しいお宝の争奪戦を繰り広げるストーリーになっている。また本作では「ルパンとは何か」ということでルパン一世も今回の作品に関わって登場しており、ルパン三世の存在する意味を問う場面もこの作品では描かれている。ちなみにこのテレビアニメ作品より五右衛門、不二子、銭形警部については新たな声優を迎えて制作されている。

ルパン三世血の刻印〜永遠のMermaid〜の評価

総合評価: 4.504.50; (1件)

映像: 4.004.00

ストーリー: 4.504.50

キャラクター: 5.005.00

声優: 3.503.50

音楽: 3.503.50

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ルパン三世血の刻印〜永遠のMermaid〜の感想

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不死の苦痛

不老不死というのは果たして人類が追い求める永遠の望みなのだろうか。永遠に生き続けることに意義はあるのだろうか。人が生きている上で味わう全ての苦しみを永遠に味わうなど私には到底無理な考えである。この作品で描かれているのは「不死」の悲しみとそれを求めるあさましい人間の醜悪な部分も鮮明に描かれている。八百比丘尼の血を引き、瞬時に傷が治るためその能力を強欲な人間たちから狙われ続ける姉を助けるため、ルパンに弟子入りを懇願する少女・真紀。血は繋がってはいないが作中では彼女たちの絆が描かれているのがよくわかる。今回のお宝は「八百比丘尼」自身。ミイラ化もせず、８００年前から変わらない姿で眠り続ける彼女を巡って様々な謀略や虐殺が繰り広げられてきた。ルパンも結構な大けがを負うほどの出来事であった。中でも敵である氷室は相当な極悪人で強欲な人物であった。石田彰氏の怪演と相まって、相当な不気味さと卑劣さを現して...この感想を読む

4.54.5