バイオハザード:ディジェネレーションのあらすじ・作品解説
バイオハザード:ディジェネレーションとは、2008年に全国2館で限定公開された、カプコンの人気サバイバルホラーゲームを元にした、オリジナルストーリーのフルCGアニメ映画である。 わずか2週間の公開に関わらず、観客動員3万3000人、興行収入4300万円を記録し、DVD・BDも全世界で160万本以上売り上げた。映画は、原作ゲームでは描かれていない空白の時間を埋めるストーリーとなっている。 ウイルスの漏洩により壊滅したラクーンシティの生き残りである、大統領直属のエージェントのレオン・S・ケネディと、NGO団体「テラセイブ」職員のクレア・レッドフィールドは、空港でのバイオテロに巻き込まれ、ゾンビの巣窟から脱出するべく戦うことになる。空港に取り残された生存者達と共に、仲間を失いながらも脱出に成功したレオンとクレアだったが、事件の背後に巨大製薬会社「ウィルファーマ」が関与しているとの情報を掴み向かった先で、一人の男が自らにG-ウイルスを投与。再びゾンビやクリーチャーと生死を賭けた戦いが始まる。
バイオハザード:ディジェネレーションの評価
バイオハザード:ディジェネレーションの感想
大人気ゲームのCGアニメーション
圧巻な映像美にゲームファンも大満足大人気ゲーム『バイオハザード』の始まりのモデリングは、粘土人形のようなカクカクとしたポリゴン六・七頭身だった。ドット絵二頭身が主力だった当時のゲームとしてはそれでも画期的だったが、顔の表情は線で出来ており、キャラクターのポーズはそこらの人形よりも粗末な出来だったように思う。それから十年程度でこれほど進化を遂げるとは、誰が予想していただろうか。『バイオハザード2』の主人公であるレオン・クレアを、ラクーンシティ以来めぐり合わせたサブストーリー。ラクーンシティで苦労の末に共に脱出した二人の息は、OVAになってもバッチリ合っている。もっとも驚くべきは、その美しいモデリングであろう。クレア、レオンともども本来のビジュアルを取り戻したかのように、八頭身の美男美女へと生まれ変わっている。クレアは大きな瞳とアヒル口が魅力的なアクティブな美女へ、レオンはイケメンでありな...この感想を読む