子供の時に一番好きだった漫画
この漫画は皮膚科の待合室に置いてあったのが読み始めたきっかけです。ただ暇だから、という理由だけで読み始めましたがすぐにはまった事をよく覚えています。
1巻の出だしからけっこうなぐろさがありました。小さかった私には刺激的すぎて、目をつむりながらそわそわとページを開いてました。もうこの漫画はストーリが面白いなんのって。吸い込まれていきました。それを覗き見て母親から「読んだらダメ」と言われていましたが、目を盗んでは読みいっていました。人間の非情さや、裏の顔をそこで見て人間って怖いと感じました。でも同じ立場にもし自分自身が立たされたら、同じ事をしてしまうだろうと思わせられます。本当はそんな事(人殺し)したくはないけれど、家族や自分の命のためならやらざるは得ない、という感じでしょうか。絵も本当にシュールで細かいタッチが好きです。表情の細かいところがすごく伝わってきます。
親に禁止と言われてきましたし、病院にはとびとびの数冊しか置いてなかったので諦めてきましたが、少したってから家の隠し棚にこの漫画現れた時は笑ってしまいました。実は私の母もこの漫画にはまってしまったのです。さすが親子といいましょうか。現在に至っては浦沢さんの描いた漫画はほとんど家にありまし、正月に実家に帰ると読みふけってます。
なかなか考えさせられる漫画ですが、ずっと読み返しできる良い漫画だと思います。
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