BILLY BATのあらすじ・作品解説
「BILLY BAT」は、2008年からモーニングで連載が開始された浦沢直樹の漫画である。内容は、謎が散りばめられたサスペンス形式であると同時に、時空を超えて紀元前から現代までに場面がシャッフルして描かれるという、ファンタジー的な要素もあり壮大な物語となっている。作者の浦沢直樹は「20世紀少年」など数々のヒット作を飛ばした漫画家であり、今作もまた重厚な絵柄とともにスピード感のあるストーリー展開で読者を魅了している。 主人公は第二次世界大戦後のアメリカで、アメリカン・コミックを手掛ける日系人漫画家のケヴィン・ヤマガタである。彼のもとにある事件を解決するべく協力依頼を求める、二人の刑事が訪れたことから始まる。こうして事件に巻き込まれた彼が目にしたコウモリの絵の謎を解き明かすべく、奔走することになる。 陰謀や裏切りなど、人類の心の闇に深く踏み込んだこの作品は、海外のファンも多く、数々の海外コミック賞も受賞している。
BILLY BATの評価
BILLY BATの感想
さすがっす
「BILLY BAT」は「20世紀少年」や「MONSTER」などで、言わずもがな有名な浦沢直樹先生の作品です。手塚治虫文化賞大賞を2度受賞している浦沢先生だけあって今回もすごいっす。さすがっす!!「BILLY BAT」はケヴィン・ヤマガタというアメリカ在住の日系二世の漫画家が主人公です。順調な漫画家生活を送っていたんだけど、日本にBILLY BATそっくりのマンガがあるということを知りそこから恐ろしい事件に巻き込まれていくというあらすじ。次々起こる不可解すぎる事件に、数々の伏線。読んでてほんとドキドキするしゾクゾクしてしまいました。面白かった!!
浦沢節!
これぞ浦沢節!!!!っていう謎多きスタート!なぞの附箋その1に「下山事件」→戦後間もない時期の国鉄総務が謎の死・・・これは実際にあった事件で、現実にも迷走入りした事件だそうで・・・!それを浦沢節で「こういう真実だったらおもしろくね!?」っていう感じ。さらには話をつなげていく「コウモリ」の存在も附箋にどうからんでいくのかがすごく気になります!主人公自身、謎が謎のまま、謎に翻弄されるって言う感じでまだまだ話の序章って感じの1巻。・・・・・・・まぁ、浦沢節が効いてるのはイイけど、お得意の「最後、結局なんだったの!?」っていう最終回にならないことの期待を込めて★5つで!