凄く切ないストーリーでした。
「ハル」を見ようと思ったのはyoutubeで宣伝動画を見てからでした。凄く好きな絵でくるみも可愛いしハルもカッコイイので興味を持ちました。宣伝の内容も現代というより未来的なお話しだったので引き付けられるように何回も動画を再生しました。DVDを借りて見たのですが、最初はくるみが大好きな人を失ってしまった悲しみに心を閉ざしていて、ハル(ロボット)がなんとか心を開いてくれるよう奮闘していました。色んな場所へ行ってくるみの事を知ろうとしているハルの姿はロボットというより、くるみに恋する男の子という感じがして、気持ちがほっこりしました。それに周りで2人を支えてくれている人々の暖かさもまた見どころです。大好きな人のために何か行動を起こすという事は凄く大切な事で素敵な事だと感じました。くるみが心を開き始め、物語が進んでいくと…段々お話しに違和感を感じました。見ていただけるとこの感じが分かると思います。その違和感はクライマックスで明らかになってきますが、実はくるみがこの世を去っていたという事実。凄く衝撃的でした。涙が止まりませんでした。あまりのショックで自分をロボットだと思い込んでしまうハル。くるみがこの世からいなくなったという事実を受け入れられない悲しみが胸痛くなるほど伝わってきました。愛の深さや、重さをかんじとれる作品でしたし、大切な事はなくしてから気づくとは正にこのことなのだと感じました。
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