感情移入してしまう! - 耳をすませばの感想

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耳をすませば

4.504.50
映像
4.50
脚本
4.10
キャスト
4.40
音楽
4.60
演出
3.50
感想数
5
観た人
8

感情移入してしまう!

3.53.5
映像
3.5
脚本
3.5
キャスト
3.5
音楽
4.0
演出
-

この作品はヒロインの「しずく」の思春期の女の子の感情がとても素敵に描かれています。

「しずく」はあかるく元気な女の子。友達思いで、やさしくて、末っ子らしい天真爛漫なところもあり、それがまた魅力として描かれています。

本を読むの好きで、少し妄想癖もあり(笑)

そんな「しずく」が顔も知らない一人の男の子を意識しはじめ、恋に落ちていくのですが、現実ではありえない世界観とストーリーが、また面白いですね。

あこがれの男の子が、最初はチャラそうな感じで「しずく」と出会いうのですが、本当は誠実で、将来の夢をしっかりと持っているあたりは、観ている側もどこかであこがれてします。そんな男のです。

ストーリー中盤で男の子がバイオリンを弾いていると、その男の子のおじいちゃんとその仲間たちが、演奏に加わり、プチセッションの用になる場面は、何度も巻き戻して繰り返し見ました。

イケメンでバイオリンが弾けるなんてかっこよすぎますけどね(笑)

そしてクライマックス!男の子と「しずく」が両想いになる場面で、男の子の発言は、女の子なら「キュンッ」てなること間違いないでしょう!

あんなふうに言われてみたい(イケメンに)と誰もが思うことでしょう!!

ジブリ作品の中でも、この作品は主人公に憧れてしまう作品です!

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