となりのトトロのあらすじ/作品解説

となりのトトロのあらすじ・作品解説

「となりのトトロ」はスタジオジブリ製作で、主人公サツキとその妹メイが繰り広げるファンタジー作品である。サツキとメイは父親と共に入院中の母を気遣い空気の良い田舎の一軒家に引っ越してくる。一軒家は老朽化しておりサツキとメイはお化け屋敷と燥ぎまくる。３人で大掃除をしているとサツキとメイは２階の屋根裏の階段を見つける。そこで不思議な光景を二人は目にする。ある日学校に向かったサツキに対しメイはお留守番。お父さんは執筆の仕事の傍らメイの相手をしているが、メイはまたもや不思議と遭遇する。周りが見えず猪突猛進で行動するメイは大きな森の主に出会う。その出来事を姉のサツキは信じられない様子だが、後に、結構早い段階で主の存在を知ることになる。幼い妹を思いやる姉サツキ、そして病気の母に会うために幼いながらも果敢に挑む妹メイ、そんな二人の女の子に神様が与えてくれた奇跡、愉快な生き物たちが繰り広げるファンタジーが壮大なスケールで描かれている。

となりのトトロの評価

総合評価: 4.904.90; (5件)

映像: 4.804.80

脚本: 4.904.90

キャスト: 5.005.00

音楽: 4.904.90

演出: 5.005.00

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となりのトトロの感想

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我慢強く子供らしくないサツキと子供を助けるトトロの存在

完璧過ぎる姉サツキの苦悩、母への思い私はこの作品が大好きです。幼い頃に初めて見てからトトロのあの存在感に圧倒され大人になった今も大ファンです。ぬいぐるみやグッズも沢山販売されていて、トトロ大好きの私には嬉しいことです。しかし、私が1番好きなのは、《となりのトトロ》の映像です。キャラクターももちろん大好きですが、木々の景色や畑の広がった景色、新鮮な野菜、水の綺麗な色、見上げるほどの大きな木。自然が沢山描かれていて見惚れてしまいました。そのうえ、サツキたちが引っ越してきた先の古びた家の柱をサツキとメイが一緒に抑え合う場面は、子供からすると、ドキっとしました。家が倒れてしまうのかなとドキドキして、息を飲んでいました。細いサツキの手でそっと柱を抑えます。サツキがとても可愛く見えました。しっかり者の姉サツキは、まだ幼いメイのことをとても良く面倒をみています。お母さんが入院しているせいか、強がるとこ...この感想を読む

5.05.0

りか
2016/04/04

249view
2133文字

PICKUP

やさしさに満ちた世界

１９８８年に公開されたジブリ作品。昭和３０年代日本を舞台にした、トトロと、姉妹であるサツキとメイのファンタジックな物語。この作品の見どころはたくさんあるが、特に優れているのが、子どもたちの描写だ。サツキの生き生きとした動き、メイの幼い歩き方(階段を片足ずつ上るところが、かわいい)、細かいところまでこだわって制作されていることがわかる。新しい家に越してきたシーンでのドタバタぶりも、楽しく、またかわいらしい。廊下を走り、家中を探検。子どものわくわくした心情がよく表現されているといえる。そして、明るくかわいい子ども…で終わらないところがリアルであり、また説得力があり、物語を深くしている。入院中の母親を想う二人の不安感、恐怖感は、セリフがないシーンでもとても伝わってくる。宮崎監督の天才的センス、感性を感じずにはいられない。そんな不安を抱えている二人を助けてくれる存在も忘れてはいけない。サツキの同...この感想を読む

4.54.5

aya
2016/03/07

144view
552文字

トトロの世界を堪能したい

金曜ロードショーで放送される度に必ず見てしまいます。メイもサツキもいつ見てもかわいくていいんです。今でも「とうもろこし」を見ると、心の中では「とうもころし」と思うし、家庭菜園を見ると、サツキたちが庭の花壇で踊った光景を思い出しながら、早く芽が出ればいいのにな、と考えます。ふかふかの猫バスに乗ってみたいし、まっくろくろすけを追いかけてみたいし、トトロのお腹にも乗ってみたい。大人にも夢をくれて、ほっこりした気持ちになれて、何度もみたくなる魅力はさすがジブリ。期間限定ではあったけれど、三鷹の森美術館では大人も乗れる猫バスが展示されていました。

5.05.0