ジブリの映画よりも恋愛要素が強い
ジブリで映画化されたことでも話題になりましたが映画よりも恋愛要素が強い作品だと思います(個人的には映画は戦争等の印象が強くて微妙でした)
魔女にかけられた呪いからおばあさんの姿になってしまったソフィーがハウルの城に掃除婦として住み着いてしまう、そんなところからストーリーは始まります。 呪いにかけられる前のソフィーは美人なのにおどおどして引っ込み思案、いつも何かにおびえているような娘でしたがおばあさんになってからは「どうせこんな姿なのだから」と積極的にふるまいます。
その甲斐あってハウルの弟子のマイケルや炎の精かルシファー、そしてハウルとも徐々に打ち解けます。
おばあさんの姿になっていながらハウルと生活を共にするうちに徐々にハウルに心惹かれていく、でも自分の姿はおばあさんでハウルは他の美女に夢中になっている、そんなハウルにやきもちをやいてしまう、ソフィーの感情が丁寧に描かれています。
そしてハウルはキザで女たらしでだらしがないですがそれでもかっこいい。
最終的にはハウルとかルシファーの間の呪いをソフィーが解き、ソフィーも元の姿にもどりハッピーエンド、更にはソフィーの姉妹もうまくパートナーとハッピーエンド、とにかく登場人物全員がハッピーな結末を迎える、という児童書向けの気持ちのいい終わり方となっています。
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