木皿泉ワールドは、なんて心地良いんでしょう。
木皿泉ワールドは心地よい。彼らの綴る言葉はあたたかくてほんわかします。たくさん素敵な言葉が出てきて心に染みます。ドラマ「すいか」もかなりハマりました。 主人公は一樹(夫)を病気で亡くしたテツコ、一樹の父であるギフ(義父)。テツコとギフは一樹が亡くなった今でも同居しています。一樹の死をゆっくりと受け入れながら、ゆるゆる日常を生きています。血の繋がりがないからこそ、こんなに心地良い距離を保てるのかなー、なんて思ってしまいました。 今ののんきな生活がずーっと続けばいいと思うけど、いやがおうでも年をとってゆく。そんな次に踏み出すことができない人たちが、ほんの少し新たな一歩を踏み出そうとする様子がほんわかと描かれています。 このまま、テツコとギフの生活に岩井くん(テツコの恋人)がそのまま加わっても、それはそれで良い気がするけど…。あと、ラストの『一樹』。一樹とテツコの出会いが素敵でした。
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