華やかな裏には影が必ずある
あるバレエ劇団、そしてそこに所属するバレリーナや家族の話を描いているのですが、衝撃的でした。 ニナは母の夢を背負ってバレリーナとして頑張っていた。劇団の次の演目が「白鳥の湖」に決まり、そこで今までプリマだったべスを外し、新たにプリマを選ぶことが決まる。 バレエをしている人の憧れはプリマ、ましては白鳥の湖となるとどうしても選ばれたいと思うニナ。 ニナは真面目なのでホワイトスワンを演じるのには問題はないが、ブラックスワンを演じる性的魅力が全くなかった。 そこに現れるのが新人のリリー。彼女はニナにはない性的魅力があり、彼女にプリマの座を取られるのではないかと不安になる。 ニナはプリマの座を獲得したがブラックスワンを演じることができないというプレッシャーからか幻想を見るようになる。 最後はとっても悲しいような何とも言えない終わり方でした。 プリマの座を獲得したのはいいが、そのプレッシャーで精神を壊してしまう。またプリマの座を奪われたべスも精神を壊してしまう…。 栄光の裏には影があるんだと感じました。
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