若草物語のあらすじ・作品解説
若草物語は、ルイーザ・メイ・オルコットが1868年に刊行した同名の自伝的小説をもとに映画化され、1933年、1949年、1994年公開のものが特に有名である。 英語のタイトルは"Little women"であり、南北戦争時のピューリタンであるマーチ一家の四人姉妹の姿を描いたものである。原題のLittle womenには、少女であった姉妹がどのようにして大人のwomenになっていくかという意味が込められている。 1933年のアメリカ映画は、アカデミー賞脚本賞を受賞しており、キャサリン・ヘプバーンらが出演している。 1949年のアメリカ映画は、カラー映画となってアカデミー賞美術賞を受賞しており、出演者もジューン・アリスン、マーガレット・オブライエン、エリザベス・テイラー、ジャネット・リー、ピーター・ローフォードと、豪華な顔ぶれが揃っている。 1994年のアメリカ映画は、ウィノナ・ライダーらが出演し、アカデミー賞の主演女優賞・作曲賞・衣装デザイン賞にノミネートされている。
若草物語の評価
若草物語の感想
児童文学の名作を豪華キャストで映像化。
ルイザ・メイ・オルコット原作のアメリカ児童文学の名作を、豪華キャスト陣で映像化した作品。過去にも何回か映像化されている原作ですが、本作では四姉妹をウィノナ・ライダー、クレア・デインズなどの現代の有名女優たちが新鮮に演じています。当時の女の子たちの気持ちや、中の良い姉妹の会話やしぐさが現代風にうまく表現されています。彼らの演技がとてもナチュラルで、お話はすでに読んで知っているはずなのに、物語に引き込まれてしまいました。また、舞台や衣装設定も見事で、見応えがあります。派手さはありませんが、安心して見られる完成度の高い作品だと思います。