青空のむこうの評価
青空のむこうの感想
10代で読んでも、20代で読んでもないてしまった作品
死んでしまった主人公・ハリーの物語。死後の世界でアーサーという少年と出会い、やり残したことをなくす為に、死後の世界から現世へアーサーと共にハリーは向かいます。ハリーは自分が死んだあとは自分がいないなんてありえない、みんな悲しみにふけってるに違いない!なんて思いながら現世をさまようのですが、サッカーの自分のポジションに別の少年がいてムカムカしたり、でも自分をいじめていた少年が自分が死んで悲しんでいることを知ったり・・・。ハリーは死ぬ直前に姉と喧嘩したことが心残りだったんですが、想いを姉に伝えるシーンで私は初めて読んだ10代の頃も、読み返した20代でも泣いてしまいました。読みやすい作品で、もし自分が死んだら・・・なんて考えながら読みました。オススメの作品です。
死後の世界について
ある日、死んでしまった男の子の話。死後の世界について考えることは、よくあることだし、自分が死んだあとの世界について考えるのも同じくよくあることだ。「青空のむこう」では、子どもの視点から、自分が死んだあとの世界や死後の世界について、考えている。自分が死んだらすぐに変わりが入るロッカーや、男の子の死をなかなか受け入れられない母など、ぐっとくる場面がたくさんある。最後はちゃんと、いわゆる、成仏をすることができる。読後感は独特のものがあり、子供から大人まで楽しめる作品であると思う。はじめて読んだのは小学生のころだが、大人になった今でも大好きな作品だ。