雪の降る音の評価
雪の降る音の感想
年齢に悩む2人の葛藤。
これまでぐうたらなお父さんとして描かれていたショーリのお父さんのお父さんらしい部分が見える楽しい始まりです。父に秘密を打ち明けようとするショーリ、そして息子に(こちらも)秘密を打ち明けようとする父、こういう父子関係っていいな、と思いました。お互いを大事にして信頼してるから秘密や大事なことを共有できるんだなって。かれんとショーリの仲も一進一退。実年齢の差に悩むショーリ、精神年齢を合わせようともがくかれん、どちらもお互いを想っているからこその意地の張り合いなどがとても初々しく感じました。恋愛って、こういう風に相手を想い合ってこそだな、と感じる1冊でした。