優しい秘密のあらすじ/作品解説

分かるような分からないような女心。

第７弾も苦しいと思っていたけれど私にとっては、この第８弾の方が苦しかったです。ショーりに想いを寄せる星野りつこ。かれんと付き合っているショーりは、もちろん気持ちに応えることはできず。拒食症になりかけているりつこに完全拒絶もできないショーリ。そんな状態なのにりつこはショーリへの想いをかれんへの憎しみに変えてしまいます。そして、かれんの母に二人は付き合っているという密告を。相手に振り向いてもらいたい一心でこういう必死な行動に出るのも分かるような気もするけれど見ている（読んでいる）方としては苦しくて・・・。二人の仲も進まないしショーリは、りつこの密告によって、嘘をつかざるをえずそれがどんどん膨らんで、と重い展開で読んだあとグッタりしました。