あなたにここにいて欲しいのあらすじ/作品解説

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あなたにここにいて欲しい

4.004.00
文章力
4.50
ストーリー
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キャラクター
4.00
設定
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演出
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あなたにここにいて欲しいのあらすじ・作品解説

新井素子の13冊目の本、23歳の冬に描いたお話、「あなたにここにいて欲しい」は、1984年に出版されたものである。1992年に、映画化もされたSFともサイコサスペンスとも捉えられる作品である。 核になるのは、子どもの頃から常に共に過ごしてきた2人の少女と、そこに突然現れて、2人の世界を壊してしまう2人の男女。何が本当で何がまやかしなのか、また、何が善で何が悪なのか。人の心とは何なのか。色々なことを問いかけられる気がすることであろう。自分の心の奥を覗いてみたいような恐ろしいような。誰でも隠している感情や、醜い部分があるはずなに、それが全て見られてしまう、見せられてしまう不幸。また、そうして隠していたものを見せつけられて初めて、本当の絆で新しい関係を結び直すことができる幸福。結局、幸福か不幸かは自分の心の捉え方、視野の持ち方だと結論づけて進んでゆく強さがラストを飾り、途中までの息苦しさは払拭される作品である。

あなたにここにいて欲しいの評価

総合評価
4.004.00
(1件)
文章力
4.504.50
ストーリー
4.504.50
キャラクター
4.004.00
設定
4.004.00
演出
4.004.00

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