春期限定いちごタルト事件の感想/考察/ネタバレ

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小説レビュー数 3,368件

春期限定いちごタルト事件

4.004.00
文章力
4.38
ストーリー
3.75
キャラクター
4.63
設定
3.88
演出
3.25
感想数
4
読んだ人
6

春期限定いちごタルト事件の感想一覧

米澤 穂信による小説「春期限定いちごタルト事件」についての感想が4件掲載中です。実際に小説を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

甘いものを食べながら読みたくなる小説

ちょうど高校生になったころに初めて読んでそれから数年間何度も読み返している小説です。人が死なないサッパリとしたミステリー、一つ一つの謎は単純だけどそれらを解いていく主人公小鳩くんの周りではだんだんと大きな事件につながっていく。それだけ聞くとありがちな推理小説かもしれませんがこの小鳩くん、探偵役はやりたくない、と思っているんですよね。でも実際は推理力もあり知的好奇心もあり解きたがりの性格。解きたがりの性格を封印して高校デビューならる小市民デビューをしようとしている小鳩くん、一緒に小市民デビューをもくろんでいる小佐内の高校生活のはじまりが描かれています。小鳩くんは小説全体を通して解きたがりの性格が伝わってくるのだけれど、小佐内さんはぎりぎりになるまで読者にすら自分の性格を隠している。「小佐内さんは十分小市民なのにどうして小市民になりたいんだろう?」そんな疑問を思いながら読み進めると小佐内さ...この感想を読む

4.54.5
  • じゅりごんじゅりごん
  • 47view
  • 523文字

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