泳ぐのに、安全でも適切でもありませんの評価
泳ぐのに、安全でも適切でもありませんについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が4件掲載中です。
各項目の評価分布
泳ぐのに、安全でも適切でもありませんの感想
少しバブリーな香りのする、短編小説集
第15回山本周五郎賞受賞作品なのだそうです。10話からなる短編小説集です。女性達が、安全でも適切でも無い世間で、人生を泳いでいく話なのかな、と思いました。なんとなく、バブルな感じがするのは気のせいか?登場人物達に、生活感がないです。文章は読みやすいので、サラサラと読めるけれど、登場人物に共感はできませんでした。なので、今ひとつ面白くなかった…というのが本音です。「うんとお腹をすかせてきてね」の主人公が、たくさんの食べ物を美味しそうに食べるのは、良かったけれど、実際、そんなに食べたら、体型が変わらないかな…と心配になりました。羨ましい、の一言です。