おこう紅絵暦のあらすじ/作品解説

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おこう紅絵暦

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おこう紅絵暦の評価

総合評価
4.504.50
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おこう紅絵暦の感想

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背筋を伸ばしてがんばろうと思える

主人公おこうは元柳橋の芸者で夫は北町奉行所筆頭与力。そして隠居している義父と共に、厄介な事件を解決していく時代小説です。短編がいくつも詰まっていて、些細な勘ちがいから厄介な事件が起こったり、人情味溢れるやりとりがあったりと、様々な視点からみた非常に贅沢とも言える内容だと思います。この作品は前作に「だましゑ歌麿」という作品があり、こちらは、夫の仙波が主人公となっています。つまり、シリーズとは言っても、主人公は違います。シリーズを通して読むと、登場人物たちの移り変わりがよく分かり、より楽しめると思います。もちろん、単独でも十分楽しめると思います。事件を解決する動機が、この作品の場合、主人公おこうの優しさにあるからだと思います。それゆえに、朋輩だった芸者から持ち込まれた事件に出てくる幼い女の子の気持ちを察することができます。猫にまつわる話にしても、細やかな観察が解決の糸口へとつながります。苦...この感想を読む

4.54.5
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