ルバイヤートの評価
ルバイヤートの感想
イスラムの枠を取っ払え
イスラム文学の最高峰、科学者であり、詩人であったオマル・ハイヤームの名作、「ルバイヤート」です。イスラム世界というと今ではきな臭い、文化的な香りがしない地域と思うかもしれません。しかし、オマル・ハイヤームが生きていた時代のペルシャ(今のイラン)は先進的な文明でした。「グレート・ギャツビー」のフィッツジェラルドが翻訳し西洋世界に紹介して以来世界中で影響をあたえるようになります。内容はかなり自由な作風で、かなり根源的な事を問いかけ美しい詩律で綴っていきます。ルバイヤートとは4行詩という意味であり、日本で言うところの和歌や俳句のような感じに近いと思います。イスラムの印象が変わります。