ライ麦畑でつかまえての登場キャラクター
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ホールデン・コールフィールド
ライ麦畑でつかまえての感想
間違いなくサリンジャーの代表作
ホールデン・コールフィールドのわかりすぎる愚痴と悪態この物語は彼の語り口調ですべて書かれている。その中でほとんど彼は「チェッ」といった憎まれ口をたたいたり、周りの人を「低脳」と罵ったりしている(実際にあまり口に出してないと思われる)が、そのほとんどがわかりすぎるほどわかりすぎて、そんな状況に陥れば何も誰も彼でなくても、それこそ「うんざり」してしまうと思われる。たとえば彼が退学処分させられたペンシー校では寮があり、そこで生活している生徒たちは週末に家に帰る。その帰る前日にはステーキがでるという。なぜかというと家に帰ったら親が「昨日の夜ご飯は何をいただいたの?」と聞くだろう、そうすれば生徒は「ステーキ」と答える、それをあの校長はねらってるに違いないといったくだりで、彼がどれほどこの校長の「インチキ」くささを見抜き、嫌っていることがよくわかる。ちなみにこの校長は金持ち風情の親にしか丁寧な挨拶...この感想を読む