博士の愛した数式の感想/考察/ネタバレ

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小説レビュー数 3,368件

博士の愛した数式

4.554.55
文章力
4.25
ストーリー
4.44
キャラクター
4.39
設定
4.38
演出
4.38
感想数
11
読んだ人
41

博士の愛した数式の感想一覧

小川洋子による小説「博士の愛した数式」についての感想が11件掲載中です。実際に小説を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

2冠にふさわしい、小川洋子代表作

現代を支配するSNSより強い繋がり2016年現在、日本の多くの人がスマートフォンを持ち、いろいろなSNSで繋がりを保っている。私はたまたま個人的なきっかけがあり、際限なく時間を奪っていくこのツールが面倒になったので半年ほど前に全てやめてしまった。自営業(&比較的自由業)で仕事をしているが、多くの場合PCのメールと電話で事足りるのを再認識し、自分の時間が大事にできている、と今は実感している。更に必要以上の「繋がり」は文章のプロを目指す自分にとって創造に専念する妨げになる、と知った。そんな中でこの「博士の愛した数式」を数年ぶりに再読した。作中で博士と「私」を純粋に結び付けているのは、お話の中盤まで「家政婦としての契約」のみである。「私」の側からすれば毎日記憶は積み上げられていき、博士に対する友愛も生まれるのだが、博士側が毎日リセットされるため、結果的に毎日彼女たちの関係もリセットされている。し...この感想を読む

4.54.5
  • ゆっきーmk-2ゆっきーmk-2
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  • 2176文字

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