一人一人は力が有っても、なんでかチームとしては勝てないこともある。野球とはそういうもんだ。試合に負けるということは、お前も負けるということじゃ。
井岡洋三
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バッテリーとは、述べ1000万部を超えるあさのあつこによるベストセラー児童文学作品である。1997年には第35回野間児童文芸賞を受賞している。 傲慢なほどに自分の力ののみを信じる天才ピッチャー、原田巧と巧の転校先である新田東中学の野球部に所属していた同級生の永倉豪が出会ってからの1年間を追ったストーリーである。三人称の語りであるが場面ごとに主体となる人物が変わり、登場人物それぞれの心情描写を細かく丁寧に描いているのが特徴的である。 月刊あすかにて漫画化、2000年にNHk‐FMにてラジオドラマ化、2007年に映画化、2008年にNHkにてドラマ化と多数のメディアミックスを行っている。 小説も、単行本版が教育画劇から、文庫版が角川文庫から全6巻が発売されている他、つばさ文庫でも発売されている。また、他校の生徒である瑞垣俊二を主人公とした番外編小説、「ラスト・イニング」が角川書店から発売されている。
あさのあつこの代表作の本作。ピッチャーの才能がある主人公、原田巧が祖父の家がある田舎町へ引越してくるところから始まります。とにかく主人公の巧がナマイキです。ただ巧は巧の考えがありそういう態度になっているため、人を気にしすぎたり、自分の意見になかな自信を持って言い出しづらい現代では、羨ましい性格だとも思えます。そんな巧が出会うのが、キャッチャーの永倉豪。彼は巧とは正反対の性格で人付き合いもいいし、読んでて好感が得られる性格です。二人が出会ってキャッチボールから始まり、二人はよく会って巧が投げるボールを豪が捕る。そんな日々が続いていきます。とにかく出てくる人物はこの二人以外の人物も癖、というか性格なんかが好きになれます。読みやすい作品でオススメです。
よみがな:はらだたくみ 年齢(作品時):13歳 身長:167㎝ 性別:男 国籍:日本 住まい:岡山県 性格:自分を取り繕ったり妥協したりしない、良くも悪くも真っ直ぐな性格 特徴:誰もが認める天才投手 特技:野球 好きな食べ物:生クリームケーキとミルクティー 嫌いな食べ物:甘い物
よみがな:いおか ようぞう
井岡洋三
ピッチャーとしては優れている主人公に対して、それだけでは難しいこともあることを示唆している。中学生ならではのこだわりを持つ巧とたくさんの野球経験をしている祖父洋三の会話である。
永倉豪
キャッチャーとして自分に自信を持てないでいることを主人公に見透かされ、怒らせたと知った時に言ったセリフ
原田巧
おじいさんの教え子だった監督に対して主人公が思ったこと