セックスボランティアのあらすじ/作品解説

題名に臆せず読んでほしい本です。

題名だけみると軽蔑して、敬遠してしまいそうですが、最後までしっかり読んでほしい本です。かなり描写が生々しいですが、障碍者への性欲の解消のお手伝いが描かれています。こう書いてしまうと、そんなの我慢しなよ・・と思うかもしれないけど、障害があるせいで、できないこと、あきらめなければいけないことがたくさんある生活の中でその人が少しでも満たされることができるお手伝いをすることがいけないことだとは思いません。だからと言ってやっぱり手放しでステキなことだとも言えません。私たちの考える性とは重みも意味も全く違うのだということはわかります。今は幼い子供たちでも性について簡単に情報を手に入れ、経験することができます。大人は変に隠さず、きちんと教えていかなくてはいけないのだと思いました。性とはどんな意味があり、どれほどの重みがあるのか、改めて考え直させられました。