ももこのおもしろ宝石手帖のあらすじ・作品解説
ももこのおもしろ宝石手帖は、幻冬舎より刊行された、「ちびまる子ちゃん」を代表作にもつ漫画家さくらももこが書いたエッセイ作品である。さくらももこのエッセイは他にも「もものかんずめ」、「さくら日和」、「さくらめーる」などかなりの作品が刊行されている。またこの作品は、作者の宝石をテーマとしたエッセイの第2作目にあたり、単行本版と文庫版が発売されている。 この作品は、作者のさくらももこが熱中する宝石の種類や価格の目安、原産地など宝石の魅力をテーマに面白おかしく綴ったエッセイ作品である。対話形式でテンポよく宝石についての魅力を語ると共に、書き下ろしのイラストやカラー写真も多数収録されている。また、作者さくらももこのオリジナルコレクションも公開されている。 このタイトル作品より以前に「ももこの宝石物語」というタイトルの宝石をテーマにしたエッセイも刊行されている。こちらの作品は18種類の宝石ガイドなどが収録されている。
ももこのおもしろ宝石手帖の評価
ももこのおもしろ宝石手帖の感想
宝石商からの受け売りの知識
確か、彼女の初期の頃の著書の中で、「私は宝石を好むようなめんどくさい女じゃない」と書いてあったっけなあ…人って変わるんだな、お金があれば。驚くほどに。と思って、読みました。巻頭の宝石の写真は綺麗でした。著者の金銭感覚が、本が売れてお金持ちになった事で、すっかりずれている事を再確認した本でした。宝石の知識と言えば、出入りの宝石商の受け売りとしか思えないし、入門位の知識だし。著者が、本で宣伝して、宝石商のお客が増えたから、ポンポンと宝石を貰えているのでしょう。著者が、「安い、安い」「小さくても、本物を持てばいい」という様な事を書けば書くほど、買えない私には空しく響く本でした。
エメラルドの所だけ読みました。
宝石に興味など無かった高校生の頃、美容院で開いた雑誌に連載していたはず。エメラルドへの想いは、何だか伝わってきたし、その頃、さくらももこさんのエッセイを読み漁っていた時期だったので、とても楽しく読みました。他の所を全く読んでいないので、星は3つにしときました。宝石好きな人には、楽しめる作品なんじゃないかなぁと思います。私自身は手は出せませんが、エメラルドの色が好きです。純粋に綺麗だなぁと思います。漫画『ちびまるこちゃん』の中でも、奥様ごっこでキラキラしたものを身に付けて遊ぶのが好きだったのが描かれているので、著者は宝石大好きなんだろうなぁと思います。
宝石手帳です
さくらももこが、大好きな宝石についてミルコ(友人)と語り合う形式で書かれている。さくらももこらしいおかしな会話と共に、宝石のことがマニアックにつづられている。とても分かりやすい。彼女が宝石に興味を持ったのは、友人の賀久千香子が素敵なアクセサリーを付けていたかららしい。かなり宝石に詳しくて驚く。さくらももこはブランド物や高級な服にはあまり興味がないようだが、宝石は好きなんだなぁ。彼女の描く可愛くて素敵な本気の絵(?)にも、きっと影響しているのだろう。さくらももこが42才頃に発行された本。宝石・・・・・・女性なのでそれなりに興味はあるが、買えないしなぁ・・・・と思いながら読んだ。買えるほど裕福になったらもう一度読み返してみたいと思う。